「 アルゴ 」 | 0・・映画toほげほげ

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♪ ほげほげたらたらほげたらポン ほげほげたらたらほげたらピー ♪
★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

  " ARGO "
    アルゴ = ギリシャ神話に登場する巨大な船


監督 ベン・アフレック
脚本 クリス・テリオ
編集 ウィリアム・ゴールデンバーグ
出演 ベン・アフレック
   ブライアン・クランストン
   アラン・アーキン
   ジョン・グッドマン
   クレア・デュヴァル
     テイラー・シリング


 1950年
 イランで非宗教的指導者モサデクが
 首相に選出される
 彼は英国が支配していた油田を国有化

 1953年
 英米は油田の利権を取り戻すため
 モサデク政権を転覆させ
 パーレビを国王に据える

 若きパーレビは贅沢の極みを尽くす
 権力維持のため秘密警察サヴァクを創設
 拷問と恐怖の時代が始まる

 さらにパーレビは
 イランの西欧化をめざし
 シーア派教徒たちを激怒させる

 1979年
 亡命していたホメイニが帰国
 最高指導者となる

 イランから亡命したパーレビは米国を渡る

  *
 11月4日
イラン国民が米国大使館へ押し寄せ占拠
館内にいた外交官・海兵隊・その家族、合計52人を人質に取る

大使館の隣の領事部にいた外交官6人は
裏口から脱出
在テヘラン カナダ大使 私邸に逃げ込む


イランは米国に対し
パーレビ元国王の引き渡しを要求

  *
 69日後
米国大使館の占拠は続く
人質をめぐる状況に進展なし


カナダ大使 私邸に逃げ込んだ6人も
革命防衛隊の目を恐れ潜伏中

もし見つかれば公開処刑
匿まったカナダ大使にも被害が及ぶ

カナダ政府からアメリカ政府へ
何らかの手を打つように要請が来る


アメリカは
大使館内の52人の人質救出を優先としていたが
6人の救出が優先される


救出の指揮は国務省
CIAは顧問

CIAは工作本部技術部のトニー・メンデス39歳を呼ぶ
彼は人質奪還のプロ

国務省主導で
救出作戦を練る


 74日後
状況に進展なし


メンデスは
偽装SF映画撮影隊作戦を思いつく
 カナダの映画クルーが
 SF映画ロケハンにイランに行く
 クルーといっしょに6人を帰す


 1980年1月19日
「 猿の惑星 」で特殊メイクを担当した
ジョン・チェンバース57歳のアドバイスを受ける

本当の映画だと騙すには
有名プロデューサーの名前が必要

にせ映画の題名は "アルゴ"・・・



   デモ



   実話を基に作られた
   嘘のような本当の脱出作戦


   日々、緊張の度を増すイラン情勢
   にせ映画の本物のような製作過程



   不安感・恐怖感・緊迫感・臨場感たっぷりの
   息苦しいサスペンス



     カナダ大使館に逃げ込んだ6人は
     87日間潜伏した後イランを脱出

     アメリカ大使館に拘束された52人は
     444日後に解放された


     "アルゴ作戦"は
     残された52人への報復を避けるため
     CIAの関与は隠され
     1997年まで機密扱いとされた 


 ベン・アフレック

   
2012年 アメリカ映画 120分 制作費4,450万ドル
 アカデミー賞 作品賞、脚色賞、編集賞受賞
 ゴールデン・グローブ 作品賞、監督賞受賞
 放送映画批評家協会賞 作品賞、監督賞受賞
 セザール賞 外国映画賞受賞
 LA批評家協会賞 脚本賞受賞