監督 ターセム・シン
出演 ヘンリー・カヴィル テセウス
ルーク・エヴァンズ ゼウス
イザベル・ルーカス アテナ
フリーダ・ピントー パイドラ
ジョン・ハート
ミッキー・ローク ヒュペリオン
遥か遥か昔
タイタンの神々とオリュンポスの神々の間に
戦いが起こった
お互いに不死身である神々の戦いは
10年に及んだが
オリュンポスの神々が勝利し
タイタン族はタルタロスの深淵に封印された
この戦いで
かつてヘラクレスが持っていたとされる
強大な力を持つエピロスの弓が失われた
*
タイタンの血を引くヒュペリオンは
世界を再び支配するため
エピロスの弓を探す
四角い牢に閉じ込められた
タイタンの神々
ヒュペリオンは牢に矢を放ち
彼らを解き放つ
シベラインSybelline修道院
ギリシャ 1228 Ｂ.C.
そんな夢を見た巫女パイドラは
ヒュペリオンが自分を捕らえに来ると予知
コルポスKolpos半島
老師ハートの教えを聞き
斧を振り鍛錬するテセウス
彼の父はアイゲウスであるとか
ポセイドンであるとか噂され
いずれにせよ正式の父ではなく
彼と母アイトラは村人から疎まれている
その村にも
ヒュペリオン軍のシベライン修道院占拠が伝わる
彼とその軍はこの村に向かっている
村人は地位の高い者から順次
タルタロスへの避難を始める
老師ハートは
人間界を見るためのゼウスの仮の姿
ゼウスは娘アテナに
ヒュペリオンに立ち向かえるのは
テセウスだけだ、と告げる
ヒュペリオンは
エピロスの弓の在処が見える巫女を探す
ヒュペリオン軍が
テセウスの村を襲う
テセウスは捕らえられ
母アイトラは殺される
そして
ヒュペリオンに捕らえられた巫女たち
パイドラはテセウスの未来を見る・・・
キリシャ神話の神々が主役で
キリシャ神話をモチーフにしているが
キリシャ神話をなぞってはいない
オリジナルのストーリー
多くの神々が
人間として描かれている
ほとんどが人間の戦い
神々の戦いは終盤にちょっとだけ
でも
神々の戦い方も人間と同じ
アテナ、ポセイドン、ヘラクレス、アポロ
インモータル(不死身)っぽくない
ミノタウロスはちょこっと出て来て
すぐ殺される
タルタロスが
ただの山として描かれている
神話では
ヒュペリオンは太陽神である
ターセム・シン監督は
前２作で美しい映像を見せてくれたが
本作は期待はずれ
CGに頼った映像に
前２作の雄大さはない
似た様な風景の繰り返し
いつも夜なのか暗い場面の連続
登場人物が多く
ストーリーも複雑なのに
変化に乏しく盛り上がりに欠ける
2011年 アメリカ映画 111分 制作費7,500万ドル
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