「 愛のむきだし 」 | 0・・映画toほげほげ

0・・映画toほげほげ

   
  
♪ ほげほげたらたらほげたらポン ほげほげたらたらほげたらピー ♪
★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

  " 愛のむきだし LOVE EXPOSURE "


監督 園子温
脚本 園子温
出演 西島隆弘
   満島ひかり
   安藤サクラ
    清水優
    尾上寛之
    永岡佑
     紅色ほたる
     洞口依子
   渡辺真起子
   渡部篤郎


 CHAPTER 1 隆弘

隆弘の母はクリスチャンだった
隆弘は母が大好きだった

母は隆弘が小学生の時
いつかあなたのマリアを紹介して、と
言い残して死んだ

6年後、父篤郎は神父になり
2人は教会の司祭館に引っ越した


平和なある日、真起子が現れた
真紀子は教会で泣いていた
渡辺真起子

父は優しく声をかけた 
それから毎日、父に会いに来るようになった
短期間でクリスチャンになった

真紀子は父に恋の告白をし
父は真紀子に溺れる
教会の外に家を借りた

真紀子は結婚を迫るようになる
神父は結婚が許されない

3カ月で真紀子は態度が変わり
若い恋人を作り父を捨てた

好きだった父は隠見になった
毎日懺悔させられた


 奇跡まで365日
毎日注意深く罪を探した
懺悔が父との絆だった


 奇跡まで265日

懺悔の日は続く
毎日罪を探すのは難しかった
わざと罪を犯すようになる


 奇跡まで165日

父は司祭館に戻る
隆弘は一人暮らしになる


隆弘は罪を探す

不良の優・寛之と知り合う
永岡先輩を紹介された
喧嘩・万引きを教わった

懺悔の内容に困らないようになった
神父である父はその都度罪を許した


隆弘はもっと罪を犯そうと思う
優・寛之・永岡先輩から
聖職者の恐れる罪はエロだと教わる

盗撮マスターを紹介される
スカート盗撮のいろはから極意まで
ありとあらゆる技術を習う

隆弘は盗撮にのめり込む

いままで全てを許して来た父が
初めて真剣に怒る


 奇跡まで65日

隆弘は益々盗撮にのめり込む


教会の前でも盗撮
盗撮した女の子にバレる
その子の名はサクラ
サクラは隆弘を許す


不良の優・寛之、永岡先輩は
隆弘の弟子になる
4人は盗撮に明け暮れる


その姿をサクラが盗撮する

父が以前の優しい父に戻る
真起子が再び現れる
真紀子の前の夫の連れ子ひかりも現れる


 そして奇跡の時

隆弘は男たちに啖呵を切るひかりに出会う
ひかりがマリアに見えた

 満島ひかり


 Chapter 2 サクラ

"ゼロ教会"の地区リーダー
裏では様々な闇商売

父は敬虔なクリスチャン
家ではサクラに虐待を繰り返した
父は娘の肉欲をなじった
サクラは父が大嫌いだった

サクラは盗撮する隆弘に出会う
彼に懐かしさを感じる


 Chapter 3 ひかり

男なら誰でもぶっ飛ばす女
いつもやけくそだった

父は女を取っ替え引っ替えし
ひかりを虐待し色欲の目で見た
ひかりは父が大嫌いだった

男を全員敵だと思った
例外はカート・コバーン

父が連れて来る女の中で
真起子とだけは気があった
彼女はいつも何かを"むきだし"ていた

真起子に言われ聖書を読んだ
キリストなら男でも許せると思った


 chapter 4 サソリ

ひかりは
罰ゲームで女装した隆弘に出会う
ひかりは恋に落ちる
(女)はサソリと名乗る
西島隆弘


そして
サクラが何やら動き出す・・・



   満島ひかり



    4時間近い長い映画

    あえて
    4時間の長さにする必要があったかは
    置いといて
    
    DVDを上下2巻で出すのはやめて
    1本の映画なのにレンタル代が2倍
    2枚組にして



   "愛のむきだし"
   と、言うより

   "感情のむきだし"
   "欲望のむきだし"
   "性欲のむきだし"



   ホルモンを食べに行たら
   内蔵を引きずり出して
   丸ごと出された感じの映画

   あるいは
   面白そうな物を全部放り込んだ
   闇鍋みたいな感じの映画



   極端な映像表現を使いながら
   表現力の不足を
   ナレーションでごまかす

   部分部分にある面白い映像
   部分部分にあるそれっぽいセリフ
   トータルとしては荒い



   生臭いだけで
   繊細さがない



   クエンティン・タランティーノに
   実相寺昭雄とか寺山修司を
   足してみました

   みたいな

   でも、繊細さはない
   
   

   だらだらした場面や
   いらいらする場面もある

   脚本とか編集とかで
   最低30分は短くなる
   短くしてシャープにしたい


   途中までが長いのに   
   ラスト間近が舌足らず

   突然洗脳され
   突然洗脳から解ける


   前置きが長く
   肝心な部分がなく
   結論に至る

   新興宗教さながら



     "変態のむきだし"と
     開き直るか?


     変態には変態の人生がある
     変態をバカにしちゃだめ

     はい
     バカにする気はありません
     むしろ変態は好きです
     でも
     これでは正しく伝わらない


     マイナーな性嗜好者と
     性犯罪者を一括りにしてはいけない


 満島ひかり


2009年 日本映画 237分



   聖書に"コリント章"はない

   対応するのは
   新約聖書の
   "コリント人への第一の手紙"