「 ゆれる 」 | 0・・映画toほげほげ

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♪ ほげほげたらたらほげたらポン ほげほげたらたらほげたらピー ♪
★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

  " ゆれる "


監督 西川美和
出演 オダギリジョー
   香川照之
   伊武雅刀
   真木よう子
   新井浩文
   蟹江敬三


写真家オダギリ(29才)は
打ち合わせの電話を手短かに切り
恋人にキスをし事務所を出る

オダキリは法事のため
故郷山梨へ車を走らせる


実家近くで寄ったガソリン・スタンド
熱心に窓を拭くよう子、28才

彼女に気づいたオダギリは
サングラスで顔を隠す

彼に気づいたよう子は
ためらいがちに声をかけようとするが
オダギリは逃げるように車を出す


実家で行なわれる母の一周忌
遅れて到着したオダギリ

笑顔で挨拶する兄照之、35才
にらみつける父雅刀


お斎の席で
東京で一本立ちしたオダキリを持ち上げる親戚

父雅刀は冷ややか
オダキリは母の葬式にも帰って来なかった
嫌味の声も徐々に高くなる

オダギリも嫌味には嫌味で対抗
爆発する父をなだめる兄照之


お斎の片付けも終わらぬ前に
兄照之は仕事場から呼ばれる

彼の仕事場は父の代からのガソリン・スタンド
電話を掛けて来たのはよう子
彼女は近所に住んでいた幼馴染み
オダギリは知らない振り

兄は未だに独身
オダギリは軽い嫌味


オダギリは兄とスタンドへ
改めてよう子と再開

オダギリはよう子を車で送る

当たり障りのない世間話から
兄の話になると気まずい雰囲気
オダギリの話し方にトゲがある


オダギリはよう子の部屋へ上がり
よう子を抱く


夜遅く
実家へ変えるオダギリ
兄との会話はちぐはぐ


オダギリは日帰りのつもりだったが
実家に泊まり
翌日、兄照之の発案で
よう子を連れ3人は近くの渓谷へ


照之は1人はしゃぐ

よう子はオタギリに後悔を口にする
 あの時、一緒に東京へ行けばよかった
冷めた態度のオダギリ
曖昧な態度のオダギリ


峡谷に掛かる吊り橋を
オダキリは渡る

よう子も、、、

その時
照之がよう子にしがみつく
照之は高所恐怖症
振り払うよう子


そして
オダギリが、、、時には
よう子は橋から、、、ていた

よう子は遺体となって発見される


容疑者となった照之
事故か過失か殺人か
弁護を担当するのは伯父の敬三

オダギリが唯一の目撃者・・・


 $0・・映画toほげほげ-ゆれる



   狭いこの世と
   狭い刑務所と
   どこが違う?

   逃げることと
   向き合う事と
   なにが違う?


   ゆれるはしで
   ゆれる法廷で
   ゆれるこころ

   真実がなにか
   教えて下さい



   いちどもひとを
   信用しなかった
   それが僕

   それでぼくは
   何を手に入れ
   何を失った?



  ぐらぐらゆれる吊りばしは
  ぐらぐらゆれる人生に似て

  ぐらぐらゆれる吊り橋を
  踏み外してしまったのは
  だれ?


 $0・・映画toほげほげ-真木よう子


2006年 日本映画 120分
 ブルーリボン賞 監督賞、助演男優賞受賞
 日本映画プロフェッショナル大賞 監督賞受賞