監督 フーベルト・ザウパー
出演 巨大魚ナイルパーチ
ムワンザの人々
湖の上空を飛ぶ１機の飛行機は
小さな飛行場に着陸する
ヴィクトリア湖
タンザニア西部
熱帯にある湖で世界最大
ナイル川の源
アフリカの心臓
人類発祥の地と言われる
飛行場近くの湖畔の町
湖での漁が盛んで獲れる魚は
ヴィックフィシュ、タンパーチ、ナイルパーチなど
魚は工場に運ばれ解体され加工され
飛行機に積まれ毎日ヨーロッパに運ばれる
魚の加工工場は従業員約千人
開業して10年
ナイルパーチはヴィクトリア湖の在来種ではない
'60年代に放流され他の魚は激減した
しかし、ナイルパーチは利益を生んだ
ムワンザをはじめヴィクトリア湖周辺の町は
ナイルパーチ漁と加工業に依存している
毎日行き来する飛行機
パイロットはロシア人
町に泊まり
パイロット相手の娼婦が生まれる
娼婦の報酬１回10ドル
町には国立漁業研究所が建つ
夜警の給与１晩１ドル
前任者は勤務中に殺された
魚の町ムワンザには
ストリートチルドレンが多い
生活が厳しく奪い合いが起る
ささいなことで喧嘩が始まる
ムワンザでは
毎月10人以上の人がエイズで死ぬ
ナイルパーチの生産量は
ムワンザだけで１日最低500トン
毎日200万人の白人がこの魚を食べる
ナイルパーチの増加は
ヴィクトリア湖の生態系を崩し
ヴィクトリア湖は崩壊寸前・・・
弱肉強食、自然淘汰は自然の摂理
ダーウィンの説は弱者には悪夢
資本主義の基本も弱肉強食
弱者が滅びるのは当然
それがダメなら
替わりに何がある？
湖と湖畔に起った自然淘汰を描く
ドキュメント
真面目なドキュメントだけど
映画としては退屈
奪い合うと
トータルの取り分は減る
2004年 フランス映画 105分
・