" 硫黄島からの手紙 "
監督 クリント・イーストウッド
出演 渡辺謙
二宮和也
伊原剛志
加瀬亮
中村獅童
裕木奈江
硫黄島 2005
戦争当時の地下陣地の地中から
当時本土に送れなかった多数の手紙が発見された
硫黄島 1944
海岸に塹壕を掘り続ける二宮陸軍一等兵
彼の朋友
樫原陸軍一等兵
松崎陸軍一等兵
その日6月8日
第109師団長・栗林忠道陸軍中将が着任する
栗林は
水際陣地構築を中止させる
島民を本土に疎開させる
島民の疎開は7月中に完了
西竹一陸軍中佐は
乗馬でオリンピックで優勝したことがあり
人柄もよく兵士から人気があった
日本軍が制空権、制海権を失った今
栗林陸軍中将は
米軍の撃退は不可能、と悟り
作戦を大幅に変更
持久戦に持ち込むための地下要塞を作らせる
二宮らがいる連隊に
入った新入り加瀬上等兵
がちがちの憲兵崩れ
栗林陸軍中将の考えは
旧来の考えと相容れないものも多く
反感を持つ官も少なからずいた
1945年2月16日
米国艦隊が硫黄島沖に姿を現す・・・
2月19日
米軍上陸開始
2月23日
米軍擂鉢山を制圧
2月26日
本山飛行場陥落
この時点で日本軍は半分の兵力を失う
3月5日
日本軍は拠点を島の中央から北部に移す
3月7日
米軍は日本軍を北部と東部に分断
3月15日
米国は硫黄島占領を発表
3月17日
米軍は島の最北端に到達
3月21日
日本大本営は硫黄島守備隊の玉砕を発表
3月26日
栗林は約400名の兵を率い
米軍陣地へ夜襲を掛け
米兵53名を殺害し119名に重傷を負わせる
此れを以て日本軍の組織的戦闘は終結する
日本軍の死者、20,129名
米軍の死者、6,821名、負傷者22,000人
2部作の第2部として作られた
第1部「 父親たちの星条旗 」は
戦争シーンは30分程度だったが
こちらの舞台はほぼ硫黄島
50分が戦争の準備
戦闘シーンが110分
現在、硫黄島は自衛隊の基地があり
関係者以外立ち入り禁止なので
ロケはアメリカで行なわれた
「 父親たちの星条旗 」より
戦闘シーンも多く派手だが
製作費は1/4以下
日本人の出演料が安いから?
とは言え日本映画とは桁が違う
日本人が監督した日本映画より
日本映画っぽいアメリカ映画
日本軍を偏見なく描いている
2006年 アメリカ映画 141分 製作費1,900万ドル
LA批評家協会賞 作品賞受賞
ゴールデン・グローブ 外国語映画賞受賞
放送映画批評家協会賞 外国語映画賞受賞
アカデミー賞 音響賞受賞
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