" LITTLE MISS SUNSHINE "
監督 ジョナサン・デイトン
ヴァレリー・ファリス
脚本 マイケル・アーント
出演 グレッグ・キニア
トニ・コレット
スティーヴ・カレル
ポール・ダノ
アビゲイル・ブレスリン
アラン・アーキン
一癖二癖ある家族の面々
ミス・コンテストに憧れる
眼鏡の腹ポッコリ少女アビゲイル
父は
"必勝9段階プログラム"セミナーで熱弁を振るう
売れない講師グレッグ
兄は
自室に籠もり筋トレのノルマをこなすポール
母の父は
トイレに籠もりヘロインを吸うアラン
母は
スティーヴを車で向かえに行くトニ
スティーヴは母の兄
自殺未遂で入院中
母は彼を家に引き取る
家族全員で夕食
今日も毎日決まりのフライドチキン
祖父アランは不満
兄ポールは9カ月前から無言の行
アビゲイルの関心は叔父さんが何故自殺を企てたか?
叔父さんの自殺未遂理由は
失恋、相手は男
それはそれとして
叔父さんが気に入らないのは
そのその男が
プルースト研究で名を挙げたこと
プルースト研究では自分の方が上なのに
父グレッグは義兄を落伍者呼ばわり
祖父アランは彼を変態呼ばわり
さて
アビゲイルは子供ミスコン
"リトル・ミス・サンシャイン"に応募中
で
次点繰り上げで州大会出場決定の連絡を受ける
大会の日、父は仕事
母はマニュアルの運転に自信がない
オートマの車は全員乗れない
プッツン兄は置いて行けない
祖父は孫の振付師、留守番を拒否
みんなで行くには飛行機代は高い
どうする
すったもんだの末
父が仕事を休み
運転して全員で行くことになる
個性の固まり集団は
ミニバスで会場のカリフォルニアへ
1,300kmの旅に出るが・・・
成功請け負いセミナー
みたいなのは嫌い
だから
その主催者を
揶揄する映画は好き
成功請け負いセミナーの主催者が
どうしようもない負け犬だったり
人生は
勝ち負けだけが全てじゃない
あきらめない奴は好き
でも
勝ちにこだわらない人も好き
勝った方が嬉しいけど
負けてもいい
そう思える人が好き
負けると知ってて
戦うこともある
負け犬と呼ばれる人に
人間味があったりする
勝ち負けは度外視して
好きにやらしてくれよ
皮肉をたっぷり散りばめた
ヒューマン・コメディ
2006年 アメリカ映画 102分 製作費800万ドル
インディペンデント・スピリット賞 作品賞、監督賞、
助演男優賞、新人脚本賞受賞
セザール賞 外国映画賞受賞
放送映画批評家協会賞 アンサンブル演技賞、脚本賞、
若手男優賞、若手女優賞受賞
東京国際映画祭 監督賞、女優賞受賞
アカデミー賞 助演男優賞、脚本賞受賞
LA批評家協会賞 ニュー・ジェネレーション賞受賞
マルセル・プルースト
1871~1922
フランスの作家、哲学者
代表作は『失われた時を求めて』
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