「 ミュンヘン 」 | 0・・映画toほげほげ

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♪ ほげほげたらたらほげたらポン ほげほげたらたらほげたらピー ♪
★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

  " MUNICH "


監督 スティーヴン・スピルバーグ
原作 ジョージ・ジョナス 
出演 エリック・バナ
   ダニエル・クレイグ
   キーラン・ハインズ
   マチュー・カソヴィッツ
   ハンス・ツィッシュラー
   アイェレット・ゾラー
   ジェフリー・ラッシュ
    マリ=ジョゼ・クローズ


 実際の事件に着想を得た


 あらすじ、ネタバレ御免

1972年9月5日、朝5時前
西ドイツ、ミュンヘンオリンピックの選手村へ
パレスチナ人の若者8人がフェンスを乗り越え侵入

2名を殺害
イスラエル人9名を人質にとり立て篭る
犯人は"黒い9月"と名乗り
イスラエル軍事政権へ
パレスチナ人政治犯234名の釈放を要求


夜10時
犯人は人質9名を連れ空軍基地へ移動

11時30分
警察との銃撃戦になり
人質9名は死亡
犯人5名、警官1名も死亡


イスラエル政府は報復として
パレスチナのゲリラ訓練所を空爆
パレスチナ人60名を殺害

さらに
シリアとレバノンの難民キャンプを爆撃
パレスチナ人200名を殺害


イスラエル首相ゴルダ・メイアは
それでは不十分だ、と
"黒い9月"の創設者アリー・ハサン・サラーマら
幹部11人の処刑を指示


イスラエル諜報特務庁(通称モサド)の長官ツヴィ・ザミールは
工作員アヴナー・カウフマンに
サラーマら"黒い9月"幹部殺害の特命を出す
アヴナーの仲間は4人


アヴナーは書類上、モサドを退職
モサドとの関係を表面上断つ


アヴナーは彼らが潜む西欧へ
仲間4人と合流

標的を探す


ローマで
1人を撃ち殺す

パリで
1人を爆殺する


一方
世界各地のイスラエル大使館へ
爆発物が郵送され
1人が死亡


暗殺5人組は

キプロスで
1人を爆殺する

隣室で指示を送っていたアヴナーは
巻き添えで死にかける


イスラエル軍は
レバノンで
3人+取り巻き多勢を射殺


暗殺5人組は
アテネで
1人を爆殺する

ロンドンで
サラーマを射殺しそこねる
逆に
暗殺5人組の1人が殺され
1人は耐えられず姿を隠す


暗殺5人組は
7ヶ月で
11人のうち6人を殺し
後任も1人殺す


パレスチナ側は
その間に
アテネで旅行者130人を殺し
残った暗殺3人組の1人を殺し
"黒い9月"は過激な指導者に替わる


暗殺2人組は
スペインで
サラーマを射殺しそこねる


 1973年6月
アヴナーは殺害特命を解かれ家に帰る



   $0・・映画toほげほげ-アイェレット・ゾラー



   ミュンヘンオリンピック事件は事実
   イスラエル首相が報復を決断したのも事実
   その後"黒い9月"関係者が殺されたのも事実

   ただし
   それにモサドが、どの程度関与したか
   実行犯が誰だったか何人だったかは
   公式しは確認されていない

   よって
   事実に基づいているのは前半だけ

   想像で描かれる暗殺の経緯が
   丁寧過ぎて単調で長い



   イスラエル寄りの映画ではなく
   パレスチナ寄りでもなく

   殺す者の苦悩を描いてはいるが
   とってつけたような描写



   レンタル店ではミステリーに分類されてるけど
   ミステリー要素はない

   情報提供者がどういう人なのか、とか
   暗殺5人組を殺したのは何関係なのか、とか  
   最後まで判らないし
   分からせようとする気配すらない

   
   ストーリーの重点の置き方に不満が残る



     バレスチナ人を殺し続けるイスラエルだが
     イスラエルの法律に
     死刑はない

     民族が違えば人間じゃない?



   アリー・ハサン・サラーマは
   1979年
   モサド女性工作員エリカ・チェンバースにより
   殺害された


 $0・・映画toほげほげ-マリ=ジョゼ・クローズ


2005年 アメリカ映画 164分 製作費7,000万ドル