" メゾン・ド・ヒミコ"
監督 犬童一心
出演 オダギリジョー
柴咲コウ
田中泯
1958年
銀座に一軒のゲイバーが開店した
店の名は卑弥呼
人気を馳せ名を知られる名店となる
1985年
初代ママは引退
そしてママとなったのが田中泯40歳
魅力と才覚で店を繁盛させるが
2000年に突然引退
それとともに店も閉店した
そして2か月後
神奈川県の海岸に
一軒の老人ホームが開設された
小規模会社の事務員コウ
お金に困ってる
コウの父は田中泯
彼はゲイのための老人ホーム"ヒミコ"を建てた
今は病に伏せる身
コウを訪ねて来たオダギリ
彼女に週一回"ヒミコ"でのバイトを促す
オダギリは泯の恋人
コウはゲイを嫌悪し
父親と縁を切って久しいが
金に目がくらんでバイトを決意
そして
父親と再会
田中は死期が近い
でも
娘との再会を喜ぶほど感傷的でもない
そもそもコウが金に困ってるのは
父に棄てられた母の入院費
その母も3年前に死んだ
望まない、望まれないバイト
コウは金のため?バイトを続ける
ゲイは変な人たち
個性的
悩みもあったり
辛さを隠したり・・・
ゲイ役の田中泯が
「 蜘蛛女のキス 」のウィリアム・ハートに
そっくりなのは
何か意図があるの?
所々の遊んだ描写は楽しいが
唐突なのが残念
クラブでのダンスシーンもいいが
ゲイだけで輪になってるのが残念
他の客も一緒に輪を作れば
落涙ものだが
老境のゲイたちは魅力的だが
柴咲コウの役どころがイマイチ
融通が利かず
キャンキャンうるさい
2005年 日本映画 131分
日本映画プロフェッショナル大賞 主演男優賞受賞
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