" UN LONG DIMANCHE DE FIANÇAILLES "
dimanche = 日曜日
fiançailles = 婚約
監督 ジャン=ピエール・ジュネ
原作 セバスチャン・ジャプリゾ
撮影 ブリュノ・デルボネル
美術 アリーヌ・ボネット
出演 オドレイ・トトゥ
ギャスパー・ウリエル
ドミニク・ピノン
アンドレ・デュソリエ
ティッキー・オルガド
マリオン・コティヤール
ジョディ・フォスター
ドニ・ラヴァン
アルベール・デュポンテル
1917年1月6日土曜日
死刑を宣告された兵士5名が
フランス北東部ソンム県の
雨降る108塹壕を歩いていた
1人目の兵士バストーシュは
陽気で冒険好き
ヴェロニックという赤毛の恋人がいた
職業は家具職人
死んだドイツ兵から奪った長靴を履いていた
銃が暴発し右手を負傷した
2人目の兵士はドニ
鉄道の溶接工だった
惨めな現実
貧乏人が大砲を作り金持ちが売る
それで貧乏人が死ぬ
焼けた銃身を握り右手に火傷を負った
3人目ノートルダムは農夫
5人の中で最も勇敢で強かった
上司の将校を殺したこともある
その上司が死んだ仲間をけったから
自分で自分の右手の平を撃ち抜いた
4人目は大統領からの特赦を待ち続けるアンジュ
同士に右手を撃って貰った
彼はマリオンという売春婦のヒモだった
5人目は新兵マネス、19才
彼には戦争が恐ろしかった
敵兵から見えるように手をかざし
右手の指を2本失った
5人は故意の負傷で死刑を宣告された
マネスにはマチルドと言う恋人がいた
終戦から2年、1920年6月
修道女からマチルドに手紙が届いた
病院に入院している男が
1917年1月ソンムの前線でマネスに会ったという
マチルドはその男に会う
5人は最前線の塹壕ビンゴまで連れて行かれた
ファブリ大尉は5人を
ドイツ側との中間地帯に放り出すよう命じた
マネスは放り出される前
調達係アルベールから赤い手袋を貰った
ゴルド上等兵は
旧知のバストーシュを抱きしめた
5人が出された翌朝
塹壕から声をかけると
ノートルダム以外は返事をした
男はその日前線を離れたが
その後全員死んだと別の兵士に聞いた
マチルドはその男から5人の遺品を預かる
マチルドは1900年1月1日生れ
1903年、両親がバスの事故で死んだ
伯父夫婦、ドミニクとベネディクトが親代わり
アンドレ弁護士が財産を管理した
5才で小児マヒを患い数ヶ月寝込んだ
左脚にマヒが残った
マネスは生きて帰ると信じるマチルド
彼の消息の調査を
イタチより悪賢い私立探偵ティッキーに依頼する・・・
フランス語のフランス映画の邦題を
カタカナ英語にしちゃだめ
監督は「 アメリ 」のジャン=ピエール・ジュネ
主役も「 アメリ」のオドレイ・トトゥ
あらすじは「 ひまわり 」ようだが
こっちの方が登場人物が多く
軍の隠蔽工作や復讐が絡んで
謎解き要素が強く時に寓話的
ジュネ監督らしさが
節々に感じられる
2004年 フランス映画 133分 製作費5,660万ドル
セザール賞 助演女優賞、若手有望男優賞、撮影賞、美術賞、
衣装デザイン賞受賞
ヨーロッパ映画賞 プロダクションデザイン賞受賞
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