invasions = 侵略
barbare = 野蛮人
監督 ドゥニ・アルカン
脚本 ドゥニ・アルカン
出演 レミー・ジラール
マリ＝ジョゼ・クローズ
マリナ・ハンズ
ロンドン
14時30
証券会社で働くセバスチャン
母から電話
モントリオール
9時30
電話をした母ルイーズ
入院中のパバの容態が悪いの
帰ってきて
いろいろ整理しなくちゃ
ロンドン
14時35
オークション会場で働くマリナ
セバスチャンの婚約者
彼からの電話を受ける
私も一緒に行くわ
市営病院の相部屋に入院中のレミー
ルイーズの夫、口は達者
元大学教授、女癖が悪かった
息子セバスチャンとは仲が悪い
娘は太平洋をヨットで航海中
セバスチャンとマリナ
病院に到着
セバスチャンは
ボルチモアの友人医師に相談
CTを送れと言われるが
父が入院中の病院は設備不足
ルイーズは夫の浮気に嫌気が差して
別居中だった
夫の住いに初めて入る
国境近くの病院でCT撮影
友人に送る
病状はとても重い、絶望的
友人は終末治療に転院を薦める
セバスチャンは父に転院を薦める
父は納得しない
カナダを離れたくない
女が見舞いに来るから？
親子喧嘩
母の願いは楽しい最期を
友人を多勢呼んであげたい
セバスチャンはあちこち電話
強がる父さんも
夜には少し不安
セバスチャンはやり手の証券マン
金もそれなりにある
院長に賄賂を渡して
組合長に掛け合って
使用されていない病室を個室に改装
父を移す
わしは好色な社会主義社だ
野心的な資本主義社には感謝せんぞ
早速、女友達が訪ねて来て
アメリカの友人医師は
傷み止めにヘロインを使うことを薦める
カナダの市営病院にヘロインはない
セバスチャンは
ヘロイン入手に奔走
父の愛人の娘マリに会う・・・
'01,9,11が衝撃的なのは
"蛮族の侵入"の始まりとして
"帝国"の中枢が攻撃されたこと
しかし死者3,000人は
歴史的に見ると少ない
アメリカの場合
ゲティスバーグの戦いで5万人死んでる
第二次世界大戦の時には
ロシアの収容所で1,000万人
中国の収容所で2,000万人
その他1億人死んでる
16世紀のスペインとポルトガルは
1億5,000万人の先住民を殺した
北米では
オランダ、イギリス、フランス、アメリカが
それぞれ5,000万人
合計2億人の先住民を殺してる
アメリカ大陸は
人類史上 最大の殺戮が行なわれた大陸だ
人生の最期に何を望むか
人生の最期を迎える人に
何をしてあげられるか
死ぬなら癌がいい
死の宣告を受けて
半年位で死ぬのがいい
やりたい事とか
会いたい人とか
伝えたい事とか
泣いたり笑ったり
人生の最期を
ユーモアを交えて描く
死を迎える時は
赤子のように無力だ
2003年 カナダ/フランス映画 112分 製作費500万ドル
セザール賞 作品賞、監督賞、脚本賞受賞
アカデミー賞 外国語映画受賞
ヨーロッバ映画賞 インターナショナル作品賞受賞
放送映画批評家協会賞 外国語映画賞受賞
カンヌ国際映画祭 女優賞、脚本賞受賞
カナダの公用語は
英語とフランス語
日常的にフランス語を話す人は2割程度
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