" THE NINTH GATE "
監督 ロマン・ポランスキー
原作 アルトゥーロ・ペレス=レベルテ
出演 ジョニー・デップ
レナ・オリン
フランク・ランジェラ
ジェームズ・ルッソ
エマニュエル・セニエ
古書収拾家テルファーが遺書を書き
首を吊り自殺
ニューヨーク
別の古書収集家
本を読むにはもう歳の取り過ぎ
その息子夫婦に呼ばれたデップ
古書をざっと嘘の見積り
うち4冊を即金で買い取る
あまり価値がないけど4,000ドルで
その古書を
ルッソの古書店に持ち込んで
高値で売りつける
デップは古書界のハゲタカ
大手ランジェラ出版
社長フランクは悪魔学の研究家で
"悪魔論"専門の古書収集家
フランクに呼ばれたデップ
フランクの自慢の一品は
1666年出版の
"影の王国への9つの門"
テルファーから
自殺の前日に手に入れた
この本は世界に3冊しかないが
本物は1冊だけと言われている
本物には不思議な力があると信じられている
フランクはデップに調査を依頼
他の2冊はポルトガルとフランスにある
違いを調べ
もし本物があれば手に入れてくれ
金と手段は問わない
デップは
"影の王国への9つの門"を預かる
デップは
テルファーの未亡人レナに話を聞く
レナは夫がその本を手放したのを知らない
夫が手放すはずはない、と言う
夫はこの本をスペインで手に入れた
最期の数日間はこもりきりだった
その頃から
デップは謎の女エマニュエルにつき纏われ
彼の部屋は何者かに荒らされる
デップは本をルッソに預ける
そのすぐ後
レナはデップの部屋を訪れ
本の買い戻しを提案
断るデップを殴り倒す
そして
ルッソは殺される
彼の隠し金庫から
本を取り戻したデップは
テルファーが本を買ったスペインへ向かう・・・
あまり深入りするな
危険が天から降ってくる
by LCF
日が差せば
影が出来る
神が現れれば
悪魔も現れる
神を信じる者にとっては
悪魔も存在せねばならず
悪魔が存在しないのなら
神の存在価値はなくなる
神よりも
悪魔の方が格好いい
と、思う人は多い
悪魔はファッションになるが
神はなりにくい
今はそういう時代
古書に書かれた
9枚の挿絵の謎を探る
「 ローズマリーの赤ちゃん 」を彷彿させる
オカルト・ミステリー
「 ローズマリーの赤ちゃん 」の方が
恐いけど
音楽が
ウルトラマン位に大袈裟なのが
かなりマイナス
悪魔にも
色々と手順があって
大変なのだ
手順に従う悪魔は
人間より律儀
1999年 フランス/スペイン/アメリカ映画 133分
製作費3,800万ドル
ヨーロッパ映画賞 世界的功績賞
・