mimic = 擬態
監督 ギレルモ・デル・トロ
出演 ミラ・ソルヴィノ
ジェレミー・ノーサム
ジョシュ・ブローリン
ジャンカルロ・ジャンニーニ
チャールズ・S・ダットン
ニューヨークに新型の感染症が大流行
子供を中心に死者はたちまち1000人を超す
媒介者はゴキブリ
2年たっても治療法は見つからず
感染者は増加の一途をたどる
疾病対策センターのジェレミーは
昆虫学博士ミラに助けを求める
ミラは遺伝子工学者の力を借りて
アリとカマキリの遺伝子を掛け合わせ
ゴキブリの天敵となる新種の昆虫を創った
ゴキブリは駆除され
感染の拡大は止まる
それがきっかけで
ミラはジェレミーと結婚
3年後
靴磨きのジャンニーニの孫は
家の前で牧師が何物かに襲われるのを目撃
行方不明になった牧師は
病気の子供を多数保護していたことから
ジェレミーと同僚ブローリンが呼ばれる
子供はどうでもいいが
教会の地下室の天井に
クソが張り付いていた
その頃
ミラの研究室に近所の子供が
オウ マイ ゴットな幼虫を持って来る
ミラは3年前の研究を洗い直す
創ったメスに繁殖能力はない
寿命は180日
今回の昆虫の体液のphテストが
3年前に創ったそれと一致
これは由々しき問題たが
その幼虫は何物かに盗まれる
一代限りで絶えるたずだった昆虫が
どこかで今も繁殖しているらしい
子供たちの話では幼虫は
駅の廃止地下道にいたらしい
駅警備員ダットンにぶつぶつ言われながら
ミラとジェレミーは昆虫の巣を探す
そして、
発見される昆虫は
大きく進化し
擬態していた・・・
恐い
ネバネバした昆虫、気持ち悪い
ホラー・サスペンスの佳作
ただし
擬態能力はほとんど関係ない
葉っぱにそっくりの蝶とか
ミツバチにそっくりのハエとか
花にそっくりのカマキリとか
擬態した昆虫は沢山いる
それらの種の進化過程は
自然淘汰では説明できない
急速に完成度の高い擬態をしない限り
自然界では生き残れないから
ウィルスの介在など何らかの理由で
他種の遺伝子が混じり
突然変異したと考えられているが
あくまでも仮説の域を出ない
1997年 アメリカ映画 106分 製作費3,000万ドル
サターン賞 メイクアップ賞受賞