" A FEW GOOD MEN "
監督 ロブ・ライナー
出演 トム・クルーズ
ジャック・ニコルソン
デミ・ムーア
ケヴィン・ベーコン
ケヴィン・ポラック
J・T・ウォルシュ
キーファー・サザーランド
キューバ、グァンタナモ米海軍基地
夜、2人の海兵隊員が
就寝中の1人の海兵隊員を襲う
ワシントン法務監本部
その事件について報告する内務課デミ少佐
事件が起きたのは先週の金曜
ドーソン上等兵とダウニー1等兵が
1等兵に暴行を加え、男は1時間後に死亡
調査部員は
被害者が加害者の違法発砲を密告しかけたからだと
キューバで今日16時に聴聞会が開かれる
問題は
加害者2人は模範兵で被害者は落伍者
おそらく"コード・レッド"が関与している
2人をワシントンに移し
事実を暴ける者で法的手腕があり
軍隊に精通している者を弁護につけるべき
是非とも自分が弁護人になりたい
被告をワシントンに移すことは決定
弁護人は他を選ぶことに決定
弁護を任命されたのは
野球大好き海軍法務監部トム中尉
デミはトムに概要を説明
被告は被害者を縛りあげ
口にボロ布をふさぎ放置
布には毒がしみ込ませてあった
被告は毒については否認
トムはあんまりやる気がない男
入隊9ヵ月の新米
示談に持ち込むのが得意
法廷には立ったことはない
補助弁護人はポラック中尉
こっちもあんまりやる気のない男だが
トムよりはしっかりしてる
トムとポラックはデミに会い話しを聞く
被害者は転属願いを出していたが無視され
交渉の材料に被告の違法発砲を訴えた
そんじゃ12年の刑でいいんじゃない
調べなくてもいいんじゃない
と、簡単に済まそうとするトム
グアンタナモ基地司令官ニコルソン大佐
近々国家安全保障会議メンバーになる男
彼は被害者の転属願いを苦々しく思い
副司令官ウォルシュ中佐の転属すべしの意見を退け
キーファー中尉に被告を鍛え直すよう指示していた
デミはトムのやる気のなさに不満
トムの父は元海軍法務部長・元司法長官
リベラルな人だったが7年前に他界
トムは血筋はいいがこの部署は腰掛け
デミは被告の無罪を信じ
トムの彼らを有罪とする弁護姿勢を批判
被告には動機がない
死亡時刻は午前1時
3時にはまだ原因不明
更に2時間後に軍医が
死因は急性乳酸アシドーシス
原因は毒と思われると診断
これは"コード・レッド"よ
トムは"コード・レッド"を知らない
トムとポラックは
ワシントンに移送された被告2人に会う
"コード・レッド"って何?
それは法規の遵守です
道をはずした隊員を元に戻します
風呂に入らない隊員は金ブラシでアカを落とします
要するに教育と言う名目の過激なシゴキ
殺そうとした?
頭を剃ろうとしただけです
突然口から血を吹きました
それで救急車を呼びました
彼は指揮系統を破り外部に直訴しました
なので"コード・レッド"を行いました
殺す気はありませんでした
隊規"祖国と海兵隊の為に"を守らせようとしただけです
2人はガチガチの海兵隊員
真面目過ぎて恐い
検察官ベーコン大尉
20年で手を打たないかと内々に申し出る
まともに争えば終身刑の可能性もあり
トムは12年を主張
"コード・レッド"の話を出したら
ベーコンはあっさり12年を受け入れる
トムとポラックはキューバへ
彼らを信頼できないデミも同行
ニコルソンに事情聴取
影にニコルソンの命令を嗅ぎ付けたトム
ワシントンに帰ってベーコンと再交渉
刑期を2年半まで縮める裏取引に成功するが
被告は無罪を主張
事件は無罪か終身刑かを賭けた
軍法会議に持ち込まれる・・・
軍隊を舞台にした
法廷サスペンス
やる気の無いダメダメちゃんだと思ったら
いざとなったらすごかったパターン
( 織田裕二もこのパターンが好き)
ダメダメちゃんは共感される
でも最後までダメダメちゃんだと
希望を失うので途中で変身する
そんで
巨悪の黒幕は只のアホ軍人なので
果敢に攻めたらすぐにボロを出す
あっけない結末で物足りない
これを見たダメダメちゃんは
仲間だと思っていたダメダメちゃんが
急に出来る人に変身するので
裏切られたと思う
( 織田裕二には何度も裏切られた)
1992年 アメリカ映画 137分 製作費4,000万ドル
MTVムービー・アワード 作品賞受賞
アシドーシスとは
血液が酸性に傾くこと
乳酸アシドーシスとは
体内では
酸素を使って糖からエネルギーを生み出すが
酸素が不足した場合
一時的に糖を乳酸に変えエネルギーを生み出す
酸素不足の状態が
急激または長期に及ぶと
血中の乳酸量が異状増加し
血液が酸性に傾くため
体調に異変をきたす
この状態が極度の場合
死に至ることがある