" 夢二 "
監督 鈴木清順
表方 澤田研二 竹下夢二
毬谷友子 巴代
宮崎萬純 彦乃
広田玲央名 お葉
余貴美子 女郎
原田芳雄 脇屋宗吉
大楠道代 女将
坂東玉三郎 稲村御舟
竹下夢二
明治17年 岡山県邑久郡生まれ
明治40年 岸たまきと結婚
明治42年 たまきと離婚
明治43年 たまきと再び同棲
大正3年 日本橋で笠井彦乃と出会う
大正4年 たまきと離別
大正5年 京都へ引っ越す
後ろ向きの女を追いかけ
男に撃ち殺される悪夢から
目を覚ます夢二
大正6年、夢二33才
駆け落ちの約束をした彦乃に会うために
金沢の奥の温泉へ行く前に
女郎となんだかんだ
余貴美子
金沢で彦乃を待つ夢二
彦乃は駆け落ちには迷いがあって
なんだかんだでなかなか来ない
宮崎萬純
そんな夢二は
湖で舟に乗る脇屋巴代と出会い
夢二は巴代の屋敷に招かれて
2人はたちまち良き関係と相成る
毬谷友子
巴代の夫宗吉は間男をして殺されて
死体は湖に捨てられた らしい
宗介を殺した男は山の中に潜伏中
彦乃は表われず
替わりに来たのは使いのお葉
広田玲央名
彦乃は血を吐き寝たきり らしい
お葉は伊藤晴雨から
縛られるのが嫌になり逃げて来た・・・
大正9年 彦乃。結核で死亡25才
大正10年 お葉と所帯を持つ
大正14年 お葉が夢二のもとを去る
昭和9年 竹久夢二、信州八ヶ岳山麓の療養所にて結核で死亡49才
「 ツィゴイネルワイゼン 」、「 陽炎座 」
に続く鈴木清順監督の大正浪漫三部作の一つ
美人画家竹下夢二を描いてはいるが
描かれるのは鈴木清順のイメージで見た竹下夢二
史実通りに描いているわけではない
鈴木清順の
幻想と様式美の世界
待ち過ぎて、待ち過ぎて
誰を待っていたのか
思い出せない
1991年 日本映画 128分
竹下夢二がお葉をモデルに描いた
黒船屋