" 天国と地獄 "
監督 黒澤明
原作 エド・マクベイン
出演 三船敏郎
仲代達矢
香川京子
石山健二郎
山崎努
靴メーカーの重役3人
工場担当の三船常務の家を訪れる
もっと売れる靴を作らねば
ネックは考えの古い社長
耐久性第一主義の社長の考えは頑固すぎる
だけど三船は
手抜き商品を売って儲けようとする3人も大嫌い
三船以外の3人の持ち株は合わせて21%
社長の持ち株は25%
三船の持ち株は13%
株主総会は来月
三船には三船の考えがある
秘密の作戦もある
実こ三船は3年間で15%の株を買い加え
更に19%の株を買う約束は明日
合わせれば47%
そして
5千万の小切手用意した三船
そこに掛かって来た電話は
息子の誘拐を告げた
3千万円明日中に用意しろ
ところが息子は無事
誘拐されたのは遊びに来ていた運転手の息子
捜査にあたる主任警部は仲代
デパートのトラックに乗って隠れて登場
今回の身代金は今までの10倍以上と桁外れ
犯人は途方もない奴らしい
犯人も子供を間違えたのに気づく
でも身代金の額は変えない
自分の子供ならすぐ金を払うが
他人の子供なら どうしよう
株が買えなければ三船は身の破滅
迷った三船だが・・・
映画の主題は
仲代警部とその部下達による
犯人逮捕に至るまでの捜査劇
伏線として
金を失う三船の苦境
刑事ドラマの基本要素が
ぎっしり詰まっている
貧乏は地獄か
金持ちの生活は天国か
なるほど
これはサスペンスの傑作だ
1963年 日本映画 143分 白黒
映画に登場した特急こだま
新幹線の開通は1964年
これは東海道線の普通特急