監督 ジョン・ウェイン
音楽 ディミトリ・ティオムキン
出演 ジョン・ウェイン ( クロケット )
リチャード・ウィドマーク ( ボウイ )
ローレンス・ハーヴェイ ( トラビス )
リチャード・ブーン ( ヒューストン )
リンダ・クリスタル
ジョーン・オブライエン
当時メキシコ領であったテキサスは
1834年までに
750世帯の米国入植者があった
1835年
メキシコ大統領サンタ・アナは中央集権的憲法を宣言
テキサスなどで暴動が起き独立戦争へと発展し
アングロサクソン系テキサス住民が
サン・アントニオ市を占領
1836年
サン・アントニオ市を守っていた
ボウイ大佐は100人の志願兵を率いていたが
酒の飲み過ぎで具合が悪かった
ボウイはナイフの使い手として有名
2月3日に到着した若きトラビス大佐は
正規兵を27人連れて来た
テキサス軍は未だ力が弱く
態勢を整えるのに時間が必要だった
ヒューストン将軍は義勇兵が整うまでの時間稼ぎを
トラビスに託し彼を指揮官に任命する
メキシコ軍は5000人以上
ボウイは酒飲みだが実績もあり人望もあった
トラビスはガチガチのコチコチ頭だったので
ボウイと度々対立した
2月8日
当時人気のあった
テネシー出身の元下院議員デイヴィット・クロケットなど
志願兵約20人が到着
クロケットはボウイと意気投合
トラビスは浮いた存在
2月23日
約1500人のメキシコ軍がアラモ砦を包囲、攻撃開始
アラモ砦を守るテキサス側は185人
メキシコ軍からの提案により
女子供など非戦闘員はサン・アントニオ市から避難する
2月28日
要請していた援軍は待ち伏せに遭い
アラモ砦に到達できず
3月2日
テキサスはメキシコから独立を宣言
テキサス共和国となる
この情報はアラモ砦には届かなかった
3月6日、早朝
メキシコ軍の一斉攻撃開始
トラビス、銃弾を受け死亡
クロケット死亡
ボウイ死亡
数時間でアラモ砦陥落
1845年
テキサス共和国は米国に合併
ジョン・ウェインの初監督作品
彼は翌年、もう一本監督している
「 リオ・ブラボー 」では挿入曲だった「皆殺しの歌」
こちらではテーマ曲に昇格
メキシコ側を悪く描いていないので
好感がもてる史劇映画
![$0・・映画toほげほげ-アラモ](https://stat.ameba.jp/user_images/20110215/20/marumaruhiko/dd/87/j/t02200101_0800036711051975144.jpg?caw=800)
1960年 アメリカ映画 182分
アカデミー賞 音響賞受賞
ゴールデン・グローブ 音楽賞受賞
クロケットはしっぽのついた毛皮の帽子を愛用していた
その型の帽子は「クロケット帽」と呼ばれる
ボウイは屠殺用ナイフを改良して愛用していた
その型のナイフは「ボウイナイフ」と呼ばれる
アメリカ人なら忘れてはならない二つの屈辱
一つは「真珠湾攻撃」
そして、もう一つが「アラモの戦い」
メキシコは不況だったアメリカの為に
親切心から入植を許可したのに
入植者は予想外に横暴で
その地域をごっそり奪ってしまった
メキシコにとってのテキサスは
日本にとっての北方領土