監督 是枝裕和
原作 宮本輝
音楽 チェン・ミンジャン
出演 江角マキコ
浅野忠信
内藤剛志
マキコが少女の時、祖母は
引き留めるマキコの手を振り払い
死にたいから四国へ帰る、と言い残し
家を出たまま帰って来なかった
夜の町で祖母を捜すマキコの前に現れたのは
自転車に乗った少年忠信だった
時がたち
マキコは忠信と結婚生活を送る
マキコは未だに祖母の夢にうなされる
赤子と三人で幸せな日々を送っていたある日
忠信は電車に轢かれていなくなる
線路の真ん中を振り向きもせず歩いていたと言う
彼を確認できる物は自転車の鍵だけだった
理由は謎掛けのように分からなかった
5年の時が流れ
マキコは見合い相手剛志と結婚し
能登の漁村に移る・・・
ドキュメンタリー出身是枝裕和の
劇場映画デビュー作
ゆったりと静かに描く
悲嘆回復の物語り
人間は
笑顔の中に悲しみを隠してる
人間は
悲しみを忘れて笑う力を持ってる
人間は
忘れたふりをして生き続ける
是枝裕和は一貫して
生と死、人間を撮り続ける
1人で海の上にいると
沖のほうに幻の光が見える
おいでおいでと死が誘う
ふと誘われることなんて
誰にでもあるんじゃないかなぁ
モデル出身江角マキコの
女優デビュー作
1995年 日本映画 110分
ヴェネチア国際映画祭 オゼッラ・ドゥオロ賞
バンクーバー国際映画際 グランプリ
シカゴ映画祭 グランプリ
ブルーリボン賞 新人賞受賞
2003年
国民年金のCMに出た江角マキコが
年金を払っていないことが発覚
謝罪と共に2年間芸能活動を休止した
だけど
CMに出ている女優が
その商品を使ってないことなんか
ざらにあること
たとえば
軽自動車のCMに出てる女優が
本当に軽自動車に乗っているか ?
江角マキコは女優
女優はうそを演じるのが仕事
実生活と虚構である演技が一致しないのは当たり前
謝罪せずに開き直ればよかったのに