" THE GRAPE OF WRATH "
監督 ジョン・フォード
原作 ジョン・スタインベック
出演 ヘンリー・フォンダ
ジェーン・ダーウェル
チャーリー・グレイプウィン
ドリス・ボードン
ジョン・キャラダイン
正当防衛?で人を殺して
4年間 刑務所にいたヘンリーは
仮釈放でオクラホマの故郷へ
ヘンリーは家に帰るが誰もいない
まるっきりの空家
ここの土地の小作は皆アリフォルニアへ行くらしい
地主がトラクターを導入し
小作の立ち退きを命じたから
地主の後ろには土地家畜会社があって
土地家畜会社の後ろには銀行があって
銀行支店長の後ろには東部の本部があって
その後ろの黒幕は誰だか分からない
だから小作人は
そこが生まれた土地でも立ち退かなくしかない
トラクターは1台につき
10世帯以上の土地と家を奪った
100人が住み家を失い 路頭に迷った
抵抗しても家は簡単に潰される
ヘンリーは両親が身を寄せる近所の家へ
家族は大歓迎
その家も立ち退きを迫られ
皆でアリフォルニアへ向かう
そこにはオレンジと葡萄の楽園が待つと言う・・・
第二次世界大戦前の不況時代の話
職を失った労働者が町にあふれる
資本家は最低賃金以下で労働者を雇う
それでも仕事があれば まし
労働者は後から後から押し掛ける
安い労働力を得て、資本家はますます太る
それでも働かなければ飯は食えない
食う寝る所に住む所
それさえ有れば人は幸せ
優しく貧しく力強い家族の物語り
1939年に出版された「 怒りの葡萄 」を
ヘンリー・フォンダが読み いたく感銘を受け
自ら主役を申し出た
答えを捜したい
何が間違ってて
どうすれば正せるのか
想像さえつかないけど
1940年 アメリカ映画 128分 白黒
NY評論家協会賞 作品賞、監督賞受賞
アカデミー賞 監督賞、助演女優賞受賞