監督 マーティン・スコセッシ
原作 デニス・ルヘイン
出演 レオナルド・ディカプリオ
マーク・ラファロ
ベン・キングスレー
ミシェル・ウィリアムズ
エミリー・モーティマー
ボストン湾諸島
1954
精神を病んだ犯罪者を隔離する
"閉ざされた島"
吐き気に苦しむディカプリオ
水に浮かぶ船が苦手な 伝説の連邦保安官
と
新しい相棒マークは その島へ渡る
そこに建てられた病院は
他に例を見ない厳重な警備と
常人では乗り越えられない
塀で囲まれている
その病院から
患者エミリーが消えたのは昨夜
消灯の10時から
見廻りが来た0時の間
彼女は自分の3人の子供を溺死させ
子供は生きているという妄想に取り憑かれ
病院を家だと思い込んでいた
死体の山のフラッシュバック
頭痛に悩まされるディカプリオ
エミリーが消えた部屋のドアは
外から鍵がかけられ
窓には鉄格子がついてる
彼女の靴は部屋に残されており
彼女はまるで煙のように消えた
ディカプリオは
床に隠されていた 彼女の筆跡のメモを見つける
それが何を意味するかは不明
ディカプリオは
医師と職員のデータの提出を要求
エミリーの主治医シーアンは休暇で
朝 島を発ち 連絡がつかない
夜
院長の家に招かれた二人
何気ない会話
戦場のフラッシュバック
ナチスの収容所
自殺に失敗した司令官
医師と職員のデータの提出は却下される
ディカプリオは捜査打ち切りを宣言
夜中の夢
火事の煙に包まれて死んだ妻
私はもういない
いるのは彼女と彼
エミリーとレディス
次の日は嵐
船は出ない
ディカプリオとマークは捜査を続ける・・・
世にも奇妙な謎の怪事件
デヴィッド・リンチのような滑り出し
幻想と不条理の世界へ
引きずり込んでくれるかと
大いに期待をさせられたが
謎は最後に全て語られ
自分は大丈夫だろうか
と、一抹の不安だけを残し
あっさり現実へと連れ戻され
前半の期待は裏切られる
2010年 アメリカ映画 138分