" THE RUNNING MAN "
監督 ポール・マイケル・グレイザー
原作 スティーヴン・キング
出演 アーノルド・シュワルツェネッガー
マリア・コンチータ・アロンゾ
ヤフェット・コットー
リチャード・ドーソン
2017年
世界経済は崩壊し食料と資源は底をついた
警察国家が世を支配し
TVではランニングマンと言う残酷番組が
最高の視聴率を記録していた
芸術とマスコミには厳重な統制制度
体勢批判は許されず
抵抗組織が地下で細々と活動していた
政府は大衆の目を自由からそらすため
テレビのハイテク殺人ゲームをエスカレートさせた
警察官のシュワルツは
民衆への発砲を拒否して逮捕され
大量殺人の首謀者に仕立て上げられ
強制労働の監獄へ送られる
仲間を募って脱走
指名手配となる
シュワルツは昔弟が住んでいたアバートに立ち寄るが
そこには放送局に勤めるマリアが住んでいて
彼女を利用して国外逃亡を試み失敗
視聴率アップを狙うランニングマンの司会者
彼とその仲間を番組に出場させる
彼らの命を狙うハンターから3時間逃げ切れば勝ち
勝てば無罪放免ハワイで自由な暮らし
一方マリアは彼に関するTV報道が
事実と違う事に疑問を抱きTV局を探り始める
TVでは命をかけた生番組が始まる・・・
番組の中で次々に襲いかかる刺客を
返り討ちにするシュワルツ
敵を殺す時のシュワルツ君なんだかうれしそう
これじゃ凶悪犯と間違われても仕方ない
番組内でシュワルツが着てる服がダサイ
(番組では悪役だからしょうがないけど)
番組自体もダサイ
こんな番組が視聴率NO1の世界
住みたくないなぁ
シュワルツ君目当ての人限定の映画
ダサイと言いながら
エンドクレジットも全部見てしまった人は
自分がまんまと映画の罠にはまっていた事に気づく
1987年 アメリカ映画 101分 製作費2,700万ドル
サターン賞 助演男優賞受賞
1987年 日本公開
TVが民衆の煽動の手段として使われるのは
ヒットラーがプロパガンダ放送を行なってから
今に至るまで常に行なわれ続けている事
1940年代後半
アメリカでも民衆に普及し始めたTV
それまで映画で行なって来た煽動をTVに切り替える
映画業界のたがは はずれるが
自由に映画が作れると調子に乗り過ぎた為
政府の赤狩りにより多数の逮捕者を出すはめになった