「 親鸞 白い道 」 | 0・・映画toほげほげ

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★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

  " 親鸞 白い道 "


監督 三國連太郎
出演 森山潤久
   大楠道代


 時は1173年、平安末期
 武士の台頭により国中に死の匂いが漂っていた時代
 親鸞は公家の子として京都に生まれる

 1181年、天台宗延暦寺にして出家
   1192年、正式に鎌倉幕府成立

1201年
修行の成果に満足できず比叡山を下りた親鸞は
翌年、法然と出会い弟子となる

今まで難解な教義が中心で
上流階級のものとされていた仏教を
法然は「南無阿弥陀仏」の一言で説き
その教えは民衆に広まった

しかし1207年、専修念仏が禁止され
親鸞は越後に流される

1211年
流罪を赦免された親鸞は妻子と共に常陸へ赴く・・・


   1212年、法然寂
 1219年、念仏禁止令発令
 1224年、「教行信証」の草稿なる
   1230年、諸国に飢餓、餓死者多し
   1231年、道元「正法眼蔵弁道話」を著す
   1252年、鎌倉に大仏建立
   1253年、道元寂
   1254年、日蓮辻説法を始める
   1259年、諸国に飢饉と疫病がつづく
 1262年、親鸞入滅

 
  親鸞はこの時代にあっては
  かなり長寿だった


  映画についてはほとんど覚えてない ^^;


 $0・・映画toほげほげ-白い道


1987年 日本映画 140分
 カンヌ国際映画祭 審査員賞受賞



  善人なをもて往生をとぐ、
  いはんや悪人をや

  嘆異抄、第三条の冒頭に書かれた
  有名なことば

   不良息子が改心して まっとうな人間になると
   親父は
   ずっと真面目だった息子よりも 可愛いいと思う

   だから、元悪人は根っからの善人より往生しやすい

  いわゆる悪人正機説

  新約聖書にも似たような喩えがあり
  悔い改めよ、と繰り返すイエスは悪人正機説論者


  嘆異抄は親鸞の弟子唯円が
  親鸞の言葉を綴った書

  その第二条に
  親鸞の本音が書かれていて面白い

  「念仏は
   まことに浄土に生まるる種にてやあるか
   また地獄に落つるべき業にてやあるか
   惣じてもて存知せざるなり
   たとひ法然聖人にだまされまいらせて
   地獄に落ちたりとも
   さらに後悔すべからず候」

  
  結局は死んでみなくては分からない
  

  "信じる"とは
  "騙されてもいい"と思うこと
  それが南無ということ
  帰依ということ