「 銀河 」 | 0・・映画toほげほげ

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♪ ほげほげたらたらほげたらポン ほげほげたらたらほげたらピー ♪
★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

  " LA VOIE LACTÉE "


監督 ルイス・ブニュエル
出演 ポール・フランクール
   ローラン・テルジェフ
   エディット・スコブ


11世紀以来、
スペインのサンチャゴ・デ・コンポステスは
巡礼の重要な舞台を演じ、今日に続いている
彼らはヨーロッパ全土から徒歩で旅をした
多くの西欧諸国で、ここに至る道を"銀河"と呼ぶ

パリ- フォンテヌブロー
田舎の県道
50代のピエールと30代のジャン
二人はヒッチハイクで巡礼をしようとするが
車は止まらない
二人はお金もパンもない

反対側から威厳のある男が歩いて来る
手を差し出すジャン
「 ご慈悲を」
 「金はあるか?」
「ありません」
 「ならば、1銭も持つな」
男はピエールに向かって
 「金はあるか?」
「少しだけある」
 「ならば、大いに持つべし」
男は100フラン紙幣をピエールに与える
男は続けて言う
 「行け、行って娼婦を娶るべし
  最初の子を"我が民ならざる子"
  次の子を"慈悲なき子"と名付けよ」
男は歩き去る
首を傾げる二人

二人は歩き続ける
道ばたに一人座る少年に気づく
見れば両手と胸・額に血痕がある
どうしたのかと問うが答えない
なすすべもなく歩き出す二人
車を止めようとするが止まらない

突然少年が立ち上がり手を上げる
一台の高級車が止まる
二人は乗り込み車が走り出す
ジャンが呟く
「最高だ、神様の糞ったれ」
それを聞いた運転手は車を止め二人を降ろす

イル・ド・フランスのとある宿屋
物乞いに来たピエールとジャン
宿屋にいた司祭の話し
「科学が聖書に近づいて来たんですな
 今、人間は皆カトリックなんです
 回教徒もユダヤ人も」
聞き入る憲兵隊長
宿屋の前に止まる救急車
救急隊員に拘束され連れてて行かれる司祭風の男・・・


 喜劇か?
 風刺劇か?
 キリスト教の下地がない僕には
 つかみ所が分からない

 日本で16年間も公開されなかったのもその為か


 $0・・映画toほげほげ-銀河


1968年 フランス / イタリア映画 102分
1984年 日本公開