「 ハエ男の恐怖 」 | 0・・映画toほげほげ

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★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

  " THE FLY "


 1986年「 ザ・フライ 」としてリメイクされた


監督 カート・ニューマン
出演 アル・ヘディソン
   パトリシア・オーエンス
   ヴィンセント・プライス
   ハーバート・マーシャル


かなり古い映画だし
ゲテモノっぽい題だけど
ホラーと言うよりサスペンスとして
意外と面白い

もし見る気があるなら
以下は読まないで


 あらすじ、ネタバレ御免


ドランブル兄弟電子工学有限会社

夜警が工場内を見回る
彼を見てあわてて逃げる女性
機械に挟まれる血まみれの死体

男性フランソワ宅に女性から一本の電話
 アンドレを殺したの、すぐ来て
夜警からも電話
 プレスで男が上半身を潰されて死んでいます
 女が逃げて行きました
 弟さんの奥さんエレーヌさんのようです

フランソワは刑事を呼び現場へ
潰されたのは彼の弟アンドレ
エレーヌは機械の使い方を知らないはずなのに
設定がペシャンコになるように変更されている
しかもプレスは2回行なわれている

フランソワと刑事はアンドレ宅へ
夫婦仲の良かったエレーヌが
アンドレを殺すはずがないと誰もが言う

エレーヌに話を聞く
 私は30分前に夫を
 工場のプレスで殺しました
 プレスの下へは夫が自分で入りました
 理由は申せません

刑事はにわかに彼女の話を信じ難く
とりあえずフランソワと地下の研究室へ

研究室はメチャメチャに破壊されている
アンドレは空軍の委嘱で何かを研究していた

しばらくエレーヌは自宅で様子を見る事に
彼女は異常に蠅に執着している

エレーヌの息子はフランソワが預かる
二人で食事をしている時
彼は母が探していたハエの話をする
 頭が白く、足が変な格好をしている
 最初に見たのはパバが居なくなった日
 捕まえたのに ママが逃がせと言ったんだ
 そして また探せと言うんだ

そのハエに何か秘密がある事を察知したフランソワは
エレーヌにハエは見つけたと嘘を言い
エレーヌはハエを殺すことを条件に
事の真相を警察も交え話し始める


夫を殺したのは彼の意思に従ったのです


数ヶ月前

アンドレはある発明をした
それは物質転送装置
物質を原子に分解し光速で移動させ
元の形に再生させる

お皿での実験は成功

に見えたが左右が反転していた

そのバグを修正して
新聞の転送に成功
続いて猫で実験

猫は転送されず
空中から鳴き声だけが響く

バグを修正して
モルモットの転送に成功

モルモットは健康に生き続ける

そんなある日
息子は頭の白いハエを捕まえたと言うが
エレーヌはそれを逃がせと言う

その夜、
研究室に籠るアンドレから
ドアごしに手紙が差し出される
 問題が起きた
 命にかかわる事故だ
 声は出せない
 君しか僕を救えない
 頭の白いハエを探してくれ

エレーヌがかいま見たアンドレの左手は
まるでハエのようだった
 
次の日、また手紙が差し出される
 自分を転送した時
 ハエが紛れこんで原子が混ざった
 そのハエを見つけて
 もう1度 解体と再生をやり直すしかない
 ハエが見つからなければ自殺する

しかし頭の白いハエは捕まらない

食事を研究室に運ぶエレーヌ
頭に布を被ったアンドレ
 これ以上 待てない
 思考がまとまらなくなってきた
 脳が奇妙な事を言い始めている
 意思がうしなわれていく
 限界だ
 転送装置も危険過ぎる

エレーヌはもう一度転送すれば
ハエなしでしも、元にもどるかもと言い張る

転送

布を引きはがす
頭がそっくりハエになっているアンドレ

気絶するエレーヌ
転送装置を破壊するアンドレ
研究論文も焼き捨てる

目を覚ますエレーヌ
アンドレの動きが徐々にぎこちなくなる
 死ぬ
 手伝ってくれ
 ハエも殺してくれ
 愛してる

二人は工場へ行き
アンドレはプレスの設定をし直す
自らブレスの下に入る
スイッチを押すエレーヌ
押し潰されるアンドレの頭
プレスからはずれ残る左手
プレスを上げ左手を乗せ
もう一度スイッチを押す


 信じられないでしょ


もちろん刑事は信じない
証拠のハエはいない

数時間後
逮捕の為に再び現れる刑事
錯乱と見なされ鎮静剤を打たれるエレーヌ

そこにハエがいたと飛び込んでくる息子
フランソワと刑事は庭へ走る
蜘蛛の巣にかかる一匹のハエ
「助けて、助けて」のか細い声
何と、その頭と左手は人間だった
蜘蛛に食べられる寸前
恐怖に叫ぶヒト蠅

その奇怪な姿に驚く刑事
石を拾い上げ
蜘蛛もろともヒト蠅を
叩き潰す

そして

アンドレの死は自殺として処理された



1958年 アメリカ映画 94分 白黒