「 インランド・エンパイア 」 | 0・・映画toほげほげ

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♪ ほげほげたらたらほげたらポン ほげほげたらたらほげたらピー ♪
★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

  " IMLAND EMPIRE "


監督 デヴィッド・リンチ
音楽 デヴィッド・リンチ
出演 ローラ・ダーン
   カロリーナ・グルシュカ
   ジェレミー・アイアンズ
   ジャスティン・セロー 
   グレイス・ザブリスキー
   メアリー・スティーンバージェン
   裕木奈江
   ローラ・ハリング
   ナスターシャ・キンスキー
   

古いレコードから流れる
今もラジオで放送されている最も歴史のある曲
「ある冬の曇り日と古いホテル」

暗い階段、見覚えのない部屋
男の言うなりに服を脱ぐ顔のない女

テレビを見ながら涙するカロリーナ
テレビに断続的に映る現実か幻

テレビに映る三人の兎人間の演じる劇
アイロンをかける兎女A
椅子に座る兎女B
ドアから入って来る兎男 盛大な拍手
 兎女A「いずれ分かることよ」
 兎女B「いつ話してくれるの?」
 兎男 「分からない」
 兎女A「だから今何時?」 (笑)

 兎男 「隠し事がある」
泣くカロリーナ
 兎女A「今日は電話がないわね」 (笑)
泣くカロリーナ

 兎男 「誰か来た」
 兎女B 笑う
泣くカロリーナ
 兎女A「もうそろそろよ」
 ドアから出て行く兎男

立派な屋敷にたたずむ兎男

兎男Cは消え、二人の男
 探し物か? 入り口か?

たたずむ兎男

その屋敷に住む女優ローラ
そこを尋ねる隣の女グレイス
 新しい役が決まったそうね
  男の子は玄関を開けた時 その世界を見た
  玄関を通り抜けた時 分身を作り出した
  悪魔が生まれた
  女の子は市場で迷子になった
  市場の裏の路地は宮殿へ行く道
  でも その道を思い出せない
 その映画の中で殺人が起るはずです
 役が決まったのは昨日かしら、明日かしら
 もし明日なら、あなたはあそこに座っている

不審に思うローラ
次の日、新しい映画の役が決まる
タイトルは"暗い明日の空の上で"
不倫をする男女の話

リハーサルの初日
セットの中に不審な人影がちらつく
怯えるローラ
プロディーサーが語る
 本当の事を話そう
 "暗い明日の空の上で" はリメイクだ
 でもオリジナルは完成しなかった
 製作中で二人の主役が殺された
 ポーランドのジプシーの民話を
 元にして、原題は "4-7"
 呪われていたんだ

映画が完成しなかった理由は誰も知らない
ただの噂だよ・・・


 常に流れる不穏なBGM
 不安をかき立てるカメラアングル
 ちぐはぐな時間軸
 映画の撮影が進むにつれ
 現実と映画が交錯してゆく

迷い込んだのはどこ
迷い込んだのは誰
迷い込んだのはいつ

 分からない
 どこかで分かるだろうと思って見ていたけど
 最後まで分からなかった
 何となく、分かったような気にもなるが
 もう一度見よ


 ナスターシャ・キンスキーも出ていると聞いていたが
 日本版では彼女の出番はカットされたらしい
 エンド・ロールの時に椅子に座っている姿だけが映ってた


2006年 アメリカ/ポーランド映画 179分 製作費1,750万ドル
 全米批評家協会賞 実験的作品賞受賞