監督 ルイス・ブニュエル
出演 ジャン＝クロード・ブリアリ
アドルフォ・チェリ
ポール・フランクール
ミシェル・ピッコリ
ベルナール・ヴェルレー
ナポレオン占領下
「自由くたばれ!」と叫びながら処刑されるスペイン兵
スペイン兵を処刑した大尉は
女性の石像にキスをし、隣の騎士の石像に殴られる
現代のフランス
石像に殴られる大尉の本を読む女中
その女中の主人夫婦は観光絵はがきに興奮する
夜、その主人の寝室
ベッドの横を横切る鶏、黒衣の女、郵便配達人、駝鳥
彼は次の日、医者を訪れ
そこの看護婦は危篤の父のもとへ
途中で泊まった宿では
病気快癒を祈りに来た修道士とポーカーに興じる
その宿の客は
尻を鞭で打たれて興奮するマゾの帽子屋
排泄は居間でみんなそろって
食事は個室でこっそりと・・・
登場人物が次々とすれ違いながら
小さなエピソードが連なって行く
自由をおちょくった風刺の世界
ルイス・ブニュエルのユーモアについて行けるか?
僕はついて行けなかった
下ネタは楽しめたけど
言わんとしている事の雰囲気は伝わって来る
自由もタブーも糞食らえ
管理された自由
常識に囚われた自由
操られた自由
自由の中で縛られちゃいませんか
1974年 フランス映画 104分
1984年 リバイバル上映