" 書を捨てよ町へ出よう "
監督 寺山修司
原作 寺山修司
出演 佐々木英明
平泉征
美輪明宏
新高恵子
J・A・シーザー
天井桟敷
何してんだよ
映画館の暗闇の中で待ってたって何も始まらないよ
スクリーンの中はいつも空っぽなんだよ
昭和45年頃の東京、
本籍青森県八戸、新宿のアパートに家族と住む
昭和24年生まれの青年
うさぎだけを愛する妹
戦犯の父、万引き常習者の祖母
ロック、フォーク
若者の主張、無気力、抵抗
大学の部活
性風俗、現実と幻想
自由の敵に自由を許すな
ヒッピー、 Love & Peace
一応寺山らしき青年を中心に置き
彼の生活を追いながら
脈絡なく綴られる諸々の映像
アングラ劇団的
ドキュメンタリー風、実験映画的作品
ビンの中で育ったトカゲは大きくなって出られなくなった
ビンの中のトカゲ、
お前にはビンを割って出て来る力なんかあるまい
書を捨て町に出たら
町はこんな事になっていたとは
今見ると逆に懐かしく新鮮
この頃、日本は元気でした
美輪明宏も出演してます
1971年 日本映画 137分
1983年 追悼上映
書を捨てよ
でも捨てるにはまず溜めないと捨てられません
捨て甲斐のある書を溜めましょう