" GOEMON "
監督 紀里谷和明
出演 江口洋介
大沢たかお
中村橋之助
奥田瑛二
伊武雅刀
寺島進
紀里谷和明
要潤
ゴリ
広末涼子
まずは映画の背景となった史実を少し
織田信長 1582年6月2日、明智光秀の襲撃のため京都本能寺で自刃
明智光秀 1582年6月13日、
豊臣秀吉に山崎の戦いで敗れ敗走中土民に殺される
豊臣秀吉 1598年、伏見城にて病死
石田三成 1600年、覇権をかけて徳川家康と関ヶ原で戦い、敗れ斬首
徳川家康 1616年、駿府城にて病死
服部半蔵 初代から4代目まで4人の服部半蔵がいる
2代目が徳川家康に仕え一番有名。忍者ではない
石川五右衛門 1594年、三条河原で釜茹にされ死亡 史実不詳
猿飛佐助 架空の人物 真田十勇士の一人
霧隠才蔵 架空の人物 真田十勇士の一人
で、映画はと言うと
五右衛門は実は信長が育てた忍者で
自由を求めて忍者から泥棒に転職
気ままに泥棒していたけれど
秘密の箱を盗んだのをきっかけに
権力抗争に巻き込まれる
泥棒五右衛門ではなくスーパー忍者五右衛門の話
時代考証は一切無視、紀里谷が独自の日本?を作り出している
時代考証一切無視は気にならない
こういう世界観嫌いじゃない
だけどCG処理が甘過ぎる、わざとらし過ぎる
物理学的法則を一切無視した動き
( 足の動きと走る速さが噛み合ないとか、諸々 )
唐突なカット割り
何よりライティングが悪い、画面にメリハリがない
野外でも、室内でも似た様な照明
特に野外では太陽のある位置が全く想像できない
( 人には影があるのに建物には影がないとか、諸々 )
影の出来方、空の明かるさを見ると
太陽が3つ位あるとしか思えない
時代考証を無視するのと、細部にこだわらないのは別の話
お金が足りなくて開き直ったのかなぁ
それと
命を大切さを訴える五右衛門が
足軽クラスは虫ケラのように切りまくる
一人で見るのは辛い映画
数人で酒の肴に楽しむのがよろしいかと
2009年 日本映画 128分