毎月、サロンでは、テーブルセッティングも、
楽しんでいます。
あまり細かく説明したことはありませんが、
私的なテーブルのまとめ方を少し・・・書いてもいいかな?汗。
(誰に聞いてんねん?)
私の場合、まずは季節とお料理に合わせた
テーマカラー&生花(季節の野菜や果物も含む)を決めることが多いです。
あわせて、全体のトーンも決めておきます。
今月は、まず、竜胆(りんどう)=ブルーにしようと決めていました。
そのうえで、全体はシックに、しかし涼し気にしようと・・。
真夏に、りんどうのような秋の花を飾るのは
四季のある日本のしつらえの美学。
これも、そういう粋なことをするために育てられている早生(わせ)りんどう。
また、夏のこの時期、
街が、お花屋さんが、
ともかく黄色の花一色になっている中で、
黄色の花が飾られたサロンに来てもおもしろくないだろうな~と思ったのです。
花器は、
テーブルにおく場合、向かい合う方同士の目線より低く。
私はぐっと低めにすることが多いです。
また、あくまでもおいしく食べるための演出なので、
このように、グラスに小さく活けて、集めれば豪華に、
ばらばらにも動かしやすいようにすることが多いです。
このブルーの花器は、実はグラス。
このあいだ松本で求めてきた手作り。
作家さんのもので、ひとつひとつ形も、色も微妙に違います。
4つの青いグラスに、
3つの同じトーンの小さなグラスをあわせて、交互に。
ぎゅっと寄せた方がモダンになると思います。
毎月、こんな感じで サロンの前に、お料理なしの状態で
並べて、微調整します。
ブルーは使い方によっては食べ物をおいしく見せるのが難しい色ですので、
この色からは、透明感や涼しさを感じさせるように、
あえて器には使いませんでした。
今月はコチュジャンとゴーヤバーグで、
色とりどりの夏野菜や、すり流しなどはあるものの、
見た目が地味な献立。
ブルーを涼しく感じていただきながらも、
そういう地味なお料理も、引き立つように、
クロスは淡い水色に、
食器は白をメインにプラス黒と、ガラスで。
コチュジャンをのせていただくための、れんげ型?の器の下には、
柄の懐紙を。
コチュジャンが垂れても大丈夫なように、
ナプキンとは別に。
アクセントにもなります。
すり流し用の器は、ガラスで、
透明と黒を交互に。
これ、実はマティーニグラス@NYです。
びしっとおそろいにするより、
一定のルールで色違いを使ったりすると、
リズムが出るので、好きです。
あえて、塗りの受け皿に。
異素材が入ると、
バランスがちょっと難しくなりますが、
私は完全に統一するより面白いと思います。
箸も今回は真っ黒に。
箸置きはマットシルバーで。
ランナーは、黒にシルバー、2本で。
一方、こちらは、最初にいらした時のウエルカムテーブル。
クロスはなしで、
ランナーは麻のものに。
最終的にお食事を頂く時と、同じ2本ランナーで、
りんどうの花で、
表情の違うテーブルにします。
盛夏なので、
今月のウエルカムのひとくちは、
ちゃんと入れた!麦茶とうちわ型の薄皮せんべいです。
かわいいでしょ?笑。
同じ形の色違い、柄違いの器は、かなり好きです、笑。
ブルーの柄がそれぞれ違います。
食事の時はシックに、モダンに。
ウエルカムは、器も少し遊んで、和の味わいも。
ちょっとしたことで、雰囲気が変わることも、楽しんでいただきたかったのです♪
ということで、
お料理の中身を考えて、旬を考えて、
これにあわせたテーブルを考えるのはすごく楽しみです。
全体を考えて、
花を考え、食器を決め、盛付を決めて、
再びテーブル全体を考えて~となんとも、うれしい時間です。
いつも、試行錯誤しながら、皆さんがいらっしゃる日までにまとめています。
みなさんにも楽しんで頂けていますように。
ということで、今度の本の中にも、
いくつかテーブルのアイデアを盛り込みました。
わが家なので、
完全にホテルやメゾンのようにしないで、
少しはずして、
アクセントをつけるのが、私は好きです。
テーブルはいわゆるモノトーンや、
モノトーンプラス1くらいの構成がいちばんラクで失敗がない・・と思いますが、
私は、色や柄もばんばん使ってセッティングします。
柄のお皿も、色の器も大好きなので。
※実際、今月はかなりふつー?という声も、汗笑。
さてさて、本のことも、もっと書くつもりでいたのですが、長くなったのでまた。
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