龍馬伝もはじまって、長崎がちょっとフューチャーされそうな今年。
うれしいなっ
※注: 私、長崎人です。
とはいえ、当面は土佐・・ですよね。
長崎は、海援隊や亀山社中やら出てきてからです。
そして思ったんですが、
土佐の龍馬像(由緒ある・・・司馬遼太郎前のもの)はちょんまげな武士の姿。
長崎の龍馬像(新しいです!)は、断髪にブーツ。
進取の気性に富む長崎ってことで・・。
※実は、ミーハーなだけ。
さてさて、お料理の文化も独特です。
たまにご紹介していますが、
ともかく、長崎を象徴するのは、
砂糖、魚、そして折衷。(私の見解ですっ。)
砂糖は、日本ではじめに砂糖を食べ始めた地であり、
長崎が天領として管理していたため、
当時のぜいたく品であった砂糖を
実にふんだんに使った料理が多いこと。
今もずばり、甘口!
折衷は和洋というより、和華蘭(わからん)・・・日本と、中国(華)と、和蘭(オランダ)です。
魚がおいしいことも、捨てがたいので、入れました。
結果的に、華やかなお料理が普通に食べられているな、と、長崎を出て感じました。
これは、ふるさと長崎雑煮の具の一部。
このようにして準備しておきます。
青菜→白菜と小松菜の葉の部分をゆでる
みつば→ゆでて結ぶ
しいたけ→戻して、出汁だけで煮ておく
えび→丸くゆでて、皮をむいておく
ぶり→お刺身用を、酒を加えて、ゆでておく
かまぼこ→紅白、そのほかの板付け(板についているもの、ナルトとかは使いません)
鶏→もも肉、だしで煮ておく
玉子焼き→伊達巻でもOK、玉子焼きは大晦日に焼きます。
花にんじん→ゆでておく
あとは、手まり麩などをかざりで。
出汁は、かつおと昆布でとったお澄まし。
みりんと、薄口しょうゆを少し入れて、吸い物の味にしておきます。
お餅は 丸もちです。網で焼いて、あまり煮込みません。
10種以上の具が入っています。
お正月じゃなくても、冬のごちそうランチとかにもいいですよん。
長崎は、料理の良し悪しを表す方言(古い方言)に、
『砂糖ば買いに行きよっとやろ(砂糖を今買いに行ってるんだろう、足りないってこと)』
『砂糖ば忘れたとやろ(砂糖を忘れたんでしょう)』
なんていうのがあるくらいでして・・。
特に、料理に色がつかない(素材の色になる)ことを重視するので、
ハレの料理には、白砂糖が重用されたようです。
ま、健康のため、今はそうでもないのですけどねええ。
私もどっぷり長崎人だから自覚してなかったけど、
甘口なのは間違いないと思います。
※お菓子が好き、とかいうのとはまったく別のお話なのですけど・・。
みなさま、どうでしょうか??
★気づいたら転落してました、泣、今年も応援お願いいたしますう。