長崎雑煮 | Keep a journal @ 山脇りこ/Riko's Kitchen

Keep a journal @ 山脇りこ/Riko's Kitchen

日々の、食、衣、住、旅、好きなことをつづっています。

龍馬伝もはじまって、長崎がちょっとフューチャーされそうな今年。

うれしいなっきゃぁ~


※注: 私、長崎人です。


とはいえ、当面は土佐・・ですよね。

長崎は、海援隊や亀山社中やら出てきてからです。


そして思ったんですが、

土佐の龍馬像(由緒ある・・・司馬遼太郎前のもの)はちょんまげな武士の姿。

長崎の龍馬像(新しいです!)は、断髪にブーツ。


進取の気性に富む長崎ってことで・・。

※実は、ミーハーなだけ。



丸金食堂~ひと手間かけて、旬ごはん♪


さてさて、お料理の文化も独特です。

たまにご紹介していますが、

ともかく、長崎を象徴するのは、

砂糖、魚、そして折衷。(私の見解ですっ。)


砂糖は、日本ではじめに砂糖を食べ始めた地であり、

長崎が天領として管理していたため、

当時のぜいたく品であった砂糖を

実にふんだんに使った料理が多いこと。

今もずばり、甘口!


折衷は和洋というより、和華蘭(わからん)・・・日本と、中国(華)と、和蘭(オランダ)です。


魚がおいしいことも、捨てがたいので、入れました。


結果的に、華やかなお料理が普通に食べられているな、と、長崎を出て感じました。


丸金食堂~ひと手間かけて、旬ごはん♪


これは、ふるさと長崎雑煮の具の一部。

このようにして準備しておきます。


青菜→白菜と小松菜の葉の部分をゆでる

みつば→ゆでて結ぶ

しいたけ→戻して、出汁だけで煮ておく


えび→丸くゆでて、皮をむいておく

ぶり→お刺身用を、酒を加えて、ゆでておく

かまぼこ→紅白、そのほかの板付け(板についているもの、ナルトとかは使いません)

鶏→もも肉、だしで煮ておく


玉子焼き→伊達巻でもOK、玉子焼きは大晦日に焼きます。

花にんじん→ゆでておく


あとは、手まり麩などをかざりで。


出汁は、かつおと昆布でとったお澄まし。

みりんと、薄口しょうゆを少し入れて、吸い物の味にしておきます。


お餅は 丸もちです。網で焼いて、あまり煮込みません。


10種以上の具が入っています。

お正月じゃなくても、冬のごちそうランチとかにもいいですよん。


丸金食堂~ひと手間かけて、旬ごはん♪

長崎は、料理の良し悪しを表す方言(古い方言)に、


『砂糖ば買いに行きよっとやろ(砂糖を今買いに行ってるんだろう、足りないってこと)』

『砂糖ば忘れたとやろ(砂糖を忘れたんでしょう)』


なんていうのがあるくらいでして・・。


特に、料理に色がつかない(素材の色になる)ことを重視するので、

ハレの料理には、白砂糖が重用されたようです。


ま、健康のため、今はそうでもないのですけどねええぼー


私もどっぷり長崎人だから自覚してなかったけど、

甘口なのは間違いないと思います。

※お菓子が好き、とかいうのとはまったく別のお話なのですけど・・。

みなさま、どうでしょうか??

★気づいたら転落してました、泣、今年も応援お願いいたしますう。

丸金食堂~ひと手間かけて、旬ごはん♪