BSプレミアム「バラのささやき」 | 手仕事人まるひげのブログ

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きのうNHKの番組案内で見かけて、そういえばと今日、録画予約して、放送時間が過ぎてくらいに思い出して視聴してみた、NHK BSプレミアムの「バラのささやき 創られた美の物語」。

大好きなノイバラちゃんが主役(ヒロインか?)になっていて、悲壮感のある演出がやや大げさには感じましたけど、がっつり喰い付いてしまいました。


ここわずか200年の間に品種改良され、何万もの種類になったという、薔薇。

その元となったという、8つの原種の一つが、ノイバラちゃん。

藪漕ぎをしたことがある方なら、絡まり合うように細く伸びた棘のある枝に、苦労されたことがあるのじゃないかと思います。

この、絡まり合うように細く伸びる性質が活かされたのが、薔薇のアーチ。

100年ちょっとくらい前のヨーロッパでのジャポニズムがきっかけで、海を渡ったノイバラちゃんが、ヨーロッパのバラにつる性の性質を加えたので、そのようなことが可能になったとか。

この他にも北国のハマナスもヨーロッパに根付いるそうなのですが、香りが高いというのが自分にとってはとっても憧れです。

(まだ実際に花の香りを確かめたことがないのですよねー)


今年の8月末くらいに、平塚合宿&平塚巡業の帰りに、花菜ガーデンということろに寄ってみたのですが、そこでは原種から、オールドローズ、それから様々な品種へと発展してゆく様子が順番に植えられていて、薔薇の歴史をたどることが出来るような、ステキな展示がされているのですよね。

自分が行ったときはまさに熱いさ中で、咲いている薔薇の花はちらほら程度、しかし実っている真っ最中のローズヒップに、大興奮でした。




(いやー、やっと撮っておいた写真が紹介できました)

今は秋バラの季節ではありますが、できれば春になったくらいに、また行ってみたいです。


番組では、ミスターローズマンと呼ばれる日本人の方の造られた薔薇とかも紹介されてあって、「ふれ太鼓」という名前のバラに喰いつきました。

鈴木省三さんという方なのですが、この方もノイバラちゃんが、大好きだったそうです。

また、この方が集められた原種のバラたちが、佐倉くさぶえの丘バラ園という所に植わっているそうなので、いつかここにも行ってみなきゃです。


擬人化されたキャラクターたちとともに、薔薇の歴史をたどるこの番組。

バラの映像もとっても綺麗で、うっとり見入ってしまいます。

今のところ再放送予定がないのが、残念です。