夕陽で朱に輝く日御碕神社は太極を現す~初夏出雲行(22)←(承前)
出雲日御碕灯台。
「明治36年(1903)に設置され、高さは43.65m、海面から灯塔の頭上までは63.30mと日本一の高さを誇ります」
「外壁は松江市美保関町から硬質の石材を切り出して使用した美しい石造り。内壁はレンガ造りで施され、外壁と空間をあけた特殊な二重構造となっています」
「灯台の内部には163段のらせん階段があり、参観料200円で灯台上部の展望台へと上がることができます」
出雲観光ガイド/出雲日御碕灯台
「日御碕の突端に立ち、日本一の灯塔の高さを誇る石造灯台。周辺は、大山隠岐国立公園の一部となり、日本海を臨む景勝地。尚、碕の字がつく唯一の灯台でもある」
「世界灯台100選や日本の灯台50選に選ばれた日本を代表する灯台で、歴史的文化財的価値が高いため、Aランクの保存灯台となっている。また、全国に5箇所しかない最大の第1等レンズを使用した第1等灯台でもある」
Wikipedia/出雲日御碕灯台
詳しい事を何も知らないまま現地へ行き、そのままこの記事を書くまで、これほど立派な日本を代表する灯台とは知りませんでした~(苦笑)
それでも見た目カッコ良かったですから、ぜひ昇ってみたかったですけれど、もちろん、すでに閉館の時刻は過ぎています。
これも、次のお楽しみとなりました。
灯台前の遊歩道から。
これでもか、というくらいの堂々たる夕陽です。
Wikipedia/日御碕
夕陽と灯台。
露出を落とさないと、空が真っ白になって夕陽がなくなります(泣)
これは夏至近くなので、伊勢二見浦の夫婦岩から望む、富士山から日の出した太陽です。
その太陽が、いま眼前にここ出雲の海へ沈もうとしています。
夏至の伊勢へ幾度も通った私たちにとって、これは感慨ひとしおの光景となりました。
やはり、太陽は最高の自然神だな~、と実感されます。
…そこで思いついたのは、いつも二見浦で朝陽を遙拝すると、午後に奥伊勢を出発して三輪へと移動し、桧原神社から夕陽を遙拝してきましたけれど、いつか一度くらい、伊勢から一気に出雲まで移動して、太陽と共に日御碕へ来てみるのもイイんではないか、ということです。
それこそ正真正銘、太陽の道ですし。
まあ車で7時間くらいですから、可能ですけれど(笑)
それほど立派な灯台だとはつゆ知らず、見た目のカッコ良さに惹かれて、記念撮影。
けれどポーズだけは、しっかりと立派さを表現しています。
サチエは小柄なゆえに、大きなものが大好きです。
もうひとつ、さらに記念撮影。
日御碕灯台を紹介するポーズ、とのこと。
太陽は少し降下して、色もオレンジがかって来ました。
露出は抑え気味に、太陽が見えるよう暗めで撮っています。
Mさん、渾身のVサイン。
カメラを向けると、いつもの仏頂面そのままだったので、笑うよう注文すると、このリアクションです。
これはこれで、お疲れもピークかと思われました(苦笑)
岩礁に砕ける波。
それでも多分、これで凪いでいるんだろうと思われます。
そしてMさんの背に、夕陽のラストショットです。
太陽が、あともう少しで水平線へと着水しますが、これにて移動することとしました。
夕陽は見ているとキリがなくなり、早い内に踏ん切らないと慣れない道で真っ暗になってしまいます。
皆が疲れていますから、ここは早々の出発にしておきました。
時刻は18:40です。
駐車場へ引き返す遊歩道の横、広がる草むらに、ヒルガオでしょうか?
淡いピンクに色づいて、元気に咲いていました。
あとご紹介しておきますと、日御碕へ行かれるなら↓こちらのサイトと地図が便利なようです。
そうして夕暮れとなった駐車場から、玉造温泉へと向け出発しました。
そのほぼ1時間後、とっぷりと夜のとばりが降りた頃、無事にお宿へと到着します。
源泉掛け流しの宿 千代の湯ホームページ
チェックインを済ませ、そそくさと荷物を客室へ運び入れると、温泉旅館ですが着替えもしないまま早々に宿を飛び出し、夕食へと向かいます。
ようやくありつけた出雲の海鮮魚介。
長い胸ビレを広げているのは、トビウオです。
食べログ/若竹寿し
もちろん、宍道湖産の大きな蜆でシジミ汁も頂きました。
全てがとても美味しかったですけれど、中でも意外だったのは、地物のアナゴが驚くほどでした~\(^O^)
なお、この写真はサチエがスマホで撮ったもの。
私のカメラは、もとより宿に置いたままです(苦笑)
ということで、この後は宿に戻るとゆっくり温泉で疲れを癒やし、爆睡となりました。
翌朝は03:00過ぎに起床して、熊野大社へと出発します。
…ようやくこれにて、初夏出雲行2泊3日の1日目が終了しました~。
けど、たった1日分で、チョット連載が長過ぎるような?
初夏とタイトルしていながら、すでに明日から師走ですよね(泣)
まぁ、どうなることか分かりませんけれど、いったん始めてしまった事ですし、何とか完結まで頑張りたいと思います。
ただ、次回から更新が少し不定期になるかも知れません。
ここまでをまとめるのに精一杯だったため、行程2日目以降の準備が進んでいません…orz
そのようなことですが、今後ともボチボチよろしく、お付き合いくださいませ。
(つづく)→ 出雲国造の本貫地意宇に坐す熊野大社~初夏出雲行(24)
~いつも応援ありがとうございます~