私が実行委員長を務め、10月22・23日に開催した第18回障害者問題全国交流会in愛媛、全国から630名の参加者をお迎えし、無事に閉幕することができました。

ご参加頂いた皆様、県民ボランティアの皆様、各地障害者問題委員会の皆様、実行委員会はじめ愛媛同友会の皆様、応援して下さった県民の皆様、本当にありがとうごさいました。
すべての皆様と共に、愛媛の空に、花火を咲かせることができました。

障害者問題とは、障がい者が問題なのではなく、障がい者を取り巻く環境の諸問題という意味であります。
この意味は、本人因子ではなく、環境因子によって障がいはつくりだされるとする世界的に共有されている考え方を表しています。

オープニングアクトを務めて頂いた、本田知美さんは、障がい者であり、被災者でもあります。
彼女が歌ったのは、平原綾香さんの「ジュピター」でした。
彼女は、この難しい曲を、何度も何度も練習する中で、何度も挫折しそうになったそうです。
しかし、全国交流会のために「挑戦した」と語ってくれました。

彼女の歌声が響く舞台を創り出したのも、また、皆様なのです。
まさに、皆様が、彼女にとっての環境だったのです。

今回の全国交流会は、パンフレットから当日に至るまで、全編を問題提起とさせて頂きました。
おそらく、障がい者を取り巻く環境の諸問題の解決に、唯一の方法はないからです。
それぞれの感じ方で、問いを立て、答えを見出し、あらゆる方法で、あらゆる方々が、あらゆる地域で、諸問題にコミットして頂ければ幸いです。

皆様と共に愛媛の空に咲かせた、花火の残像と残響音を胸に、私自身、問いを立て、また一歩ずつ、歩んでいきたいと思います。
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