ある社員さんが、定年退職された。

長きに渡り、勤続されました。


障がいがない人が、つつがなく勤め続けた定年退職と、障がいがある人にとって、そは意味が違う。

障がいがある人が、定年まで働き続けることは、決して簡単ではない。

本人が予期せぬ障がいの進行や、大きな手術による制約など、働きたくても定年まで働き続けられなくなる可能性もある。

定年を迎えるということは、定年まで働ける心身だったことを意味するのです。


だから、定年退職された社員さんには、

本当におめでとう!

だけでなく

本当によかったね!

そして

本当にありがとう!

と思うのです。


その一方で、働くことだけが人生ではないとも思うのです。

心身的に働くことが難しくなることもあり得ることだから。

あくまでも、自分の心身がたいせつ。

生きていることが真ん中にあって、その表現方法の一つが働くことだから。


世間では、働くゴールは定年退職。
そう思っている人も、まだまだ多い。

人は、予期せぬ未来を抱きながら、生きている。

それは、障がいがある人にも、ない人にも言えることだろう。

だから、世間のゴールではなく、自分なりのゴールを持っておいた方がいい。


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