私の大切な大切なサム | 愛するベルと 弟サム

愛するベルと 弟サム

最愛のシーズー・マルとの別れ 保護犬との出会い ベルとの未来

 

お久しぶりの投稿で、長々とすみません

今日中にどうしてもサムのことを伝えたくて

 

次のICGリポを3月1日に控え

 

そろそろ高濃度ビタミンC点滴、オゾン療法、レーザー照射、丸山ワクチンをお願いしよう

と、2月27日に病院に行きました

 

当日朝は、いつものように私の手から朝ご飯を完食

車に乗る前に少しだけお散歩して

 

病院に到着して、抱っこで階段を登って受付

待合室は混みあっていたので外の椅子で待機

 

寒かったので膝に乗せて抱き締めていましたが、待ちくたびれのか下に降りたがり

降ろすとぴょんぴょん歩いて階段の前まで行き、私を振り返って見つめるサム

明らかに「帰ろうよ~」と言いたげな視線

 

もうちょっとだからね~頑張ろう!なんて話してると一人の男性が隣の椅子に座り

サムをたくさんナデナデしてくれました

 

すると診察が終わった小さな柴犬ちゃんが出てきてサムに興味津々

クンクンと嗅ぎあってご挨拶

聞くと、まだパピーちゃんでした

 

そうこうしているうちに呼ばれて

まずは点滴を開始、オゾンとレーザーを済ませたら私が呼ばれて付き添うのがいつものお決まりです

点滴の時間が長くてサムが飽きて吠えてしまうので・・・

 

今回はレーザーの途中で少し吠えてる声が外まで聞こえてきて

看護師さんが、良かったらもう付き添ってあげてくださいと呼びに来ました

 

混みあっていたので看護師さんが足りないようだったのですぐバトンタッチして

残り5分ほどのレーザーの間、なだめながら無事終了

 

そして、診察室の隣の小部屋に移動してサムと二人きりで点滴が終わるのを待ちます

 

ガラス張りで診察室が見えるのですが、その日は寝たきりの子が多くて胸が痛みました

みんな頑張れ!と心の中でエールを送っていました

 

サムは台に乗せたり抱っこしたり、色々してもすぐ飽きてもがくので

私の膝の上に人間の赤ちゃんのように座らせて(このスタイルはサムのお気に入り)

後ろから肩や脇のあたりをマッサージして、やっとピーッと点滴が終わる音がしました

 

すると看護師さんがやってきて、今日は落ち着いてましたね~最後まで薬剤を落とし切りますね

と言って、機械から点滴のチューブを外してバッグを持ち

お腹のところでギューっと丸めるように折りたたみながら点滴バッグをぺちゃんこに潰しました

 

はい、終わりました~と針を抜いたその直後

 

サムは私の腕の中でぐ~っとのけ反り

あれ?なんかおかしい!と言った直後にキャーン!キャーン!キャーン!と悲鳴を上げ

先生!先生!と呼ぶも、他の患者さんと話している

 

それでも必死で、おかしいです!と言うと先生も気づいて急いで駆け寄る

そのまま診察台に寝かせようとすると、完全に脱力

 

先生も慌てて、挿管!挿管!と叫ぶ

もう一人の獣医師さんと看護師さんがバタバタと挿管の器具と酸素の機械を持ってきて

先生はサムの心臓マッサージをしている

 

私は何が起きたのか分からず、ただ震えて見てることしかできない

 

そんなわけない、すぐ戻ってくる

今は先生の邪魔をしちゃいけない

 

そんなことを思いながら見ていた

 

酸素を送るタイミングで、サムはたまに反応する

でもそれもしなくなってしまった

 

気付くと10分くらい経っていた

 

先生に「もう戻らないんでしょうか・・・」と聞くと、まだわからない、と

でも時計を見て、厳しいかもしれない・・・と言いなおしました

こういった状況は初めの数分が勝負

今回はすぐに対処できたから、戻るときはすぐ戻るはず

 

「もしこれから戻ってきたとして、酸素を送っているから脳に障害は残らないんですか?」と聞くと、

いや、残る可能性が高いと

 

私が決めなきゃいけないのかな

先生はそれを待ってるのかな

でも諦めたらそこで終わってしまう

どうしていいのか分からない

 

でも、管につながれて心臓マッサージをされているサムを見ていて

もうこれ以上可哀想、と思いました

 

先生に、「もう無理なら・・・」と声を振り絞りました

そしてサムの耳元で、

「もうやめちゃうよ?いいの?戻ってこれなくなっちゃうよ??今日まだおやつ食べてないよ!!」

大声で言いました

 

それでもサムは動きません

 

先生が聴診器を当てても心臓は動いていない

 

そこで蘇生は中止しました

 

嘘でしょ・・・嘘でしょ・・・それしか言えません

いつものようにお会計して車に戻り、お水を飲ませてあげて帰ったらご飯、おやつのつもりでした

 

サムの遺体を抱いて帰ることになるなんて

 

リスクのある治療でも何でもない

 

呆然としていると、先生は残念そうに

これだけ大きな腫瘍を抱えていたので何が起きてもおかしくなかった、とは言えます

恐らく脳か心臓か・・・血栓が飛んで発作を起こしたんでしょう

腫瘍は常に細胞分裂を繰り返しているので、壊死した細胞が血栓のように飛んでしまうこともある

今、ICGリポを始めて上手く効いてくれて腫瘍の壊死が多かった可能性もある

腫瘍融解症候群というんですけど・・・と

 

もう、その時はそんなことどうでもよくて

何を聞こうが知識を得ようがサムは戻ってこない

 

私とサムは、これからのつもりでした

治療の方針も決まり、身体の状態も今すぐどうこうと言う状態ではなかった

 

そのまま病院で身体を綺麗にして処置をしてくださり

タオルに巻いて車に乗せ、帰宅しました

 

車を出す前に、彼と家族のグループラインと職場の社長にライン

すぐに妹から電話、声を聴いた瞬間に涙が溢れて

そして社長からも電話があり、泣きながら状況を報告

それでもまだ実感がありませんでした

 

その後、ナナママさん、ぺろままさんにラインをして

とにかく無事に家にたどり着かなければ、と運転に集中しようにも

頭の中では今日の病院での出来事を何度も何度も巻き戻すように思い出してました

 

何が起きた?何かきっかけがあった??

 

家に着くと、彼が駐車場で待っていてサムを迎えてくれました

 

それから今日で3日

 

ショック状態は続いたまま、何をしていても考えてしまうし

サムが旅立ってしまった事実を受け入れ始めてからはさらに苦しみが始まりました

 

今日何故ブログにこのことをお知らせしようと思ったか

 

明日サムの火葬をします

その前にサムとの出会いや思い出を辿ろうと、過去のブログを読んでいたんです

すると、サムを預かり始めた頃から応援してくださっていた方やコメントでやり取りしていた方々を思い出し

 

我が子になった時からあまりブログに登場することは減ってしまいましたが

当時交流させていただいていた方にすごく不義理をしてしまっていたことに気づき

今はもう見に来られることも無いとは思いますが・・・

ここできちんとご報告しないといけない、と思いました

 

突然の長い長いお話に付き合ってくださった方がいらしたらありがとうございます

 

まだサムの身体は我が家のいつものお気に入りのベッドにいてくれて

穏やかな寝顔で今のなお私を癒し続けてくれています

 

本当に突然のことだったので、まだサムを呼んでしまうし

たくさん残ったサプリを見ると現実を思い知らされ苦しいです

 

サムが動き出して戻ってくる夢も見てしまいました

サムは起きだしてすぐブルブルっとしてお水を飲みに行き

先生に言うと「たまにあるんですよ~」と言われ、急いで火葬しなくてよかった!と

そして大喜びで起きてからも夢だと思わず、現実のサムの姿を見て絶望したり

 

サムはこんなにいい子なのに

なぜこんな辛い思いばかりしなくてはいけないのか

 

サムは今日死ぬつもりなんてなかったはず

何が起きたか分かってない

サムの魂は迷子になってしまってないか

 

気持ちはあっちこっちに乱れまくっています