昨今、歯磨き粉は進化を遂げ、ドラッグストアでは様々な効能をうたったたくさんの種類の商品が並んでいます。中にはまるで歯医者に行かなくても、歯磨きだけしていれば大丈夫と言っているようなものもあります。実際にそこまではっきりとは言っていませんが、誤解を招くような表現が横行していることも事実です。
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ところで皆さんは歯を磨くときに、歯ブラシの毛先にどのくらいの量の歯磨き粉を乗せていますか?
多く使った方が口をすすいだ後の清涼感があるので、チューブを多めに付けて磨いている方も多いのではないでしょうか。しかし、これはあまりすすめられた方法ではないのだそうです。何故?歯磨き粉の中には歯と口の中を綺麗にしてくれる成分が入っているんじゃないの?たくさん使った方がいいに決まっているじゃない。
歯磨き粉に対して良いことばかり聞かされている我々は、当然こう考えます。ところが多くの歯医者さんはこれに対して異議を唱え、いくつかの問題点を挙げています。
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歯磨き粉を多くつけることによって口の中が泡だらけになって、磨き残しがあるのに磨いた気になってしまう。歯石があったり、歯周病の人は特に気を付けて磨かなければいけないのに、返って逆効果になってしまいかねない。
◯界面活性剤という物質が入っているものもあり、これは習慣的に多く摂取することによって口の中に悪影響を及ぼす可能性がある。
歯磨き粉には元々言われているほどの効果が実証されているわけではなく、多く使ったからと言って効果が増すわけではない。
等々、歯磨き粉に関しては様々な声が聞かれます。
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では、どうすればいいの?となりますよね。
多くの歯医者の先生が共通して言われているのが、歯ブラシに「枝豆」くらいの量の歯磨き粉を付け毛先を歯に対して45度に保ちながら歯の面に対して、細かく動かす。時間は5~10分
この方法を知らなかった方、試してみて下さい。
泡が立たないので最初は磨けていないような感覚もあるかと思いますが、せっかく毎日続けているブラッシングです、少しでも効果があるほうがいいですよね。