結果はfacebookでも報告した通り自己採点で35点の出来・・自分の壁を見返す度に思わず「ひでぇな」という言葉が何度も口をついてしまう程の最悪の出来・・何をしにわざわざ多くの犠牲を払いこの様な不本意な作品群を世界中が注目する中で発表する意味があるのかと言うのが期間途中からの率直な感想・・結果は今回の世界大会は事前の予想通り通年以上に非常にレベルの高い闘いとなったので、当然今の俺の35点が通用するわけはなく、ある意味納得の惨敗となった。
思えば入社した年に参加した2012年の最初の大会は、海外に知り合いも無く、大会自体やアーティストの作品への知識も少なく、その他諸々自身としては不本意な事が積み重なり、強いて言うなら結果が伴わなかったことも理由のひとつにはあっただろうが、もう二度と参加したくないと強く決心したことを今も生々しく感覚として覚えている。
今回は曽根同様、成長著しい丹野が個人的な都合で参加しないとの事だったので、せっかくの機会だし人生最後の楽しみとして参加させてもらおうかという気分に魔が差したというかついついなってしまったので、出来るなら自身の100%以上を出し切って終わりにしたかったがそれさえも出来なかった。結局、俺の人生を象徴するような結果に終わってしまった。
とはいえ、35%の出来で結果も出せず、全く無駄な行為だった・・
とは一概に簡単には言えない部分もあり、この3年近くで知り合った多くのアーティストとの交流や参加したからこその学び、失敗や経験といったものも含めて、確実に成長への足がかりが出来た事は確信出来る。
また今後のアーティストとしての活動という点に関しては、昨年の早い段階から今回の結果がどうであれこの業界からもいい加減このタイミングあたりを機に足を洗おうと決意を固めていたが・・また大会自体を楽しみたい欲が出てきてしまったのも事実だし支えてくださる方や支持または応援して下さる声も非常に多いので・・・さらにこの3年間が色々な意味で自身にとってあまりに大きかったのも事実なので・・今後については一旦全てをリセットして考え直してみたいと思う。
【大会作品】
アーティストが残すべきは作品であり、これらが今回の俺の全てとして残っていく。
なので今後は俺は常に100%以上の作品以外は世に出してはいけない。
この様な惨めはものはプロのアーティストである以上は2度と世に送り出してはいけない。
【描いてくれたアーティスト】
カリカチュアジャパンプロコース時代の同期との世界大会での再開は嬉しいもの。
kageさんや本橋さん、宮城さんや須田さんとの再会も嬉しかった。
今回はアーティストとして参加の恵美さん・・
ご主人のJanにも会いたかったですね。
Yonie!!
俺も描きたかった・・が、気力尽きて断念してしまった。
Kira!! クイックのクオリティがスゲェ。
描いてもらいたくて並んじゃいました。
その他、今回も沢山描いてくれて・・ありがとう。
【アーティスト】
天才Joe Bluhmの明るさと大きさにはただただ脱帽。やっぱすご過ぎる!
Marcus Sakoda(2014年総合3位)
俺のデジタル技術の先生的存在。
後ろから見て、わかんないこと全部聞いて、一緒にプリントアウトしに連れてってもらって・・
今回も本当に世話になった。ありがとう、Marcus!
【弊社アーティスト】
今大会でのドローイングスタジオは凄かった!
俺を除けば凄かった!(汗
俺と同じテーブルには代表の渡辺、曽根、そして弊社の元アーティストでもあり今も時々ヘルプで仕事してもらってる田中徹さん・・
大会での結果は・・
渡辺はマスタークラスにて作品部門とアーティストの両方で完全制覇!
曽根は3回目の挑戦で、総合2位!
他多数の受賞・・入社当時から世界チャンピオンは確実と言われ続けていた実力がついに爆発!
地味過ぎる存在感すらも今後は世界中から注目されるに違いない。
田中さんは曽根の善戦も抑えて悲願の世界一!
どうやらあんまり英語は得意じゃないみたいだけど、授章式での素晴らしいスピーチまでしっかりと準備していた姿に感動しましたね。大会前から彼にとって一位はすでにしっかりと地に着いたイメージとしてあったのでしょう。
ということで4人のうち3人で、今回の近年稀に見る参加者が多くレベルの高い世界大会で、頂点を独占したわけで・・このテーブルは後々までも伝説として語られることでしょうね。
皆へのリスペクトも込め、俺もまだまだ成長し続けなきゃいけないなと・・・
これは思わざるを得ない感情でしょうね・・流石に(笑
以上です。