Rのつく月には気をつけよう (祥伝社文庫)
大学時代からの飲み仲間たち3人が、毎回ゲストを呼んでお酒を飲み交わす。
そしてそのゲストとほんの些細なエピソードからミステリーの謎解きへと発展していく形式です。
正直、ミステリーの解決としては無理がありすぎるように思えました。
どうしてそんなことからそこまで想像がつくのか、かなり無理やりなオチのつけ方もあって微妙なお話もありましたが、なんといってもこの作品の魅力はお酒とお料理ではないでしょうか。
生カキ、チーズ・ホンデュ、ぎんなん……etc。
毎回食べ物にあわせて飲むお酒も選び抜かれていて、キャラクターが料理を食す描写がなんとも食欲をそそるのです。むちゃくちゃぎんなんが食べたくなりました。
★過去に読んだ【石持 浅海】作品感想★