清春『UNDER THE SUN』 | 秋田和徳ブログ『バラ・グラフィック』

清春『UNDER THE SUN』

邦題は『溢れる愛』。
Neil Young with Crazy Horseで「Lotta Love」。






曲順もタイトルも未定のCD-R。

ボクは仮タイトルが書かれたインデックスを
ほとんど見ることもなく、
それをずっとかけっ放しで作業。

最高傑作であることはよもや疑う余地もなく、
仮の曲順が染み付いてしまうほどに、
また、いつの間にか――たとえば「合鍵」といった――
ボクの勝手な(イメージ)タイトルが付くほどに、
繰り返し聴いたCD-R。


圧巻のタイトル・トラック
「UNDER THE SUN」をはじめ、
“アルバム最後を飾る曲に違いない”と思い込んでいた
ドラマティックな「イエスタデイ」や、
巧妙を極めたソングライティングとアレンジが光る
「涙が溢れる」……。

起伏に富み、憂いを帯びた、
清春氏のメロディメイカーとしての本領が、
存分に発揮されたナンバーたち。

殊に、9月28日の岡山で体感した、
祈りにも似たハートフルな熱唱が忘れがたい
「涙が溢れる」の甘美な旋律は、
ただただ胸に迫ります。




$秋田和徳ブログ『バラ・グラフィック』-UTS_01





2012年5月23日発売、
清春「流星/the sun」。



$秋田和徳ブログ『バラ・グラフィック』-ryusei01


$秋田和徳ブログ『バラ・グラフィック』-ryusei02


$秋田和徳ブログ『バラ・グラフィック』-ryusei03





2012年8月22日発売、
清春「涙が溢れる/sari」。



$秋田和徳ブログ『バラ・グラフィック』-namida01


$秋田和徳ブログ『バラ・グラフィック』-namida02


$秋田和徳ブログ『バラ・グラフィック』-namida03





そして、2012年11月7日発売、
清春『UNDER THE SUN』。

MV監督は今井俊彦氏。






暗闇に浮かぶのは
生命力に溢れた草花のみならず、
熟しきった実、流木、枯葉……。

“輪廻転生”を描いた、
赤井勝氏の美しくも奥深い装花に囲まれた清春氏。
手にはズッシリと――意外に重い――ケイトウの花束。

宮脇進氏撮影による、一切ギミックなしの写真を前に、
すっかりトリミングを放棄したところから生まれたのが
初回盤の横長のパッケージ。



$秋田和徳ブログ『バラ・グラフィック』-UTS_h1_shokai


$秋田和徳ブログ『バラ・グラフィック』-UTS_02


$秋田和徳ブログ『バラ・グラフィック』-UTS_03


$秋田和徳ブログ『バラ・グラフィック』-UTS_04


$秋田和徳ブログ『バラ・グラフィック』-UTS_05


$秋田和徳ブログ『バラ・グラフィック』-UTS_DVD


$秋田和徳ブログ『バラ・グラフィック』-UTS_h1


$秋田和徳ブログ『バラ・グラフィック』-UTS_06




美しく咲き誇ると同時に、
刻々と枯れゆく草花に囲まれた
人間もまた、
やがて死んで骨になる
自然の一部であるということを
絶えず意識する。

太陽の下で。


すべては移ろい、ついえ去っていく。

太陽の下で。



$秋田和徳ブログ『バラ・グラフィック』-UTS_CD




『UNDER THE SUN』
太陽のまなざしと永遠の気配。










*
My all-time favorites
#135

曲は、thom.で「This Is Not Berlin」。





想像力喫茶室『バラ・グラフィック』にようこそ。


$秋田和徳ブログ『バラ・グラフィック』-thom




渋谷のタワー・レコードに掲げられたボード。



$秋田和徳ブログ『バラ・グラフィック』-UTS_tower


$秋田和徳ブログ『バラ・グラフィック』-kiyoharu_board