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2017-06-21 19:01:50

cali≠gari『13』

テーマ:PICK UP WORKS

The Cureで「The 13th」。

 





2017年5月10日発売、
カリ≠ガリ『13』。

 

 

 




今回のジャケット・デザインの依頼は昨年9月のこと。

「次のアルバムは『13(ジュウサン)』、
音は(『13』だけに)ダークでドロドロ、
絵は(『13』だけに)魔夜(峰央)先生にお願いして、
デザインは(『13』だけに)秋田さん…」。

過去に2回、タイトルに“13”のつくCDジャケットを
デザインした経験を買われてか(?)
カリ≠ガリの桜井青氏から聞いたのはそんなような、
“13”の数字が象徴する意味合いにこだわった内容だったと
記憶しています。
場所は、メリーとカリ≠ガリが共演した
ラムフェス 2016「EXTRA」のライヴ会場の楽屋でした。

そして、その2ヶ月後の11月には
桜井氏と、同じくカリ≠ガリの村井研次郎氏をはじめ、
漫画家の魔夜峰央氏を含めた総勢8名の関係者が
横浜の喫茶店にて顔合わせ。

その際に、桜井氏から必読資料としてプレゼントされたのが
魔夜峰央氏作の『アスタロト』。

 

 

 




と、ここまでは順調でしたが、それから4ヶ月の月日が経過。
次のジャケットにまつわるミーティングは
レコーディングも残すところあと2、3日となった
3月下旬のことでした。
入稿のデッドラインは遠い過去の話で、
それでも一応は仕様のアイデアを出すも結果的にはすべて却下。
理由はただひとつ。
時間がないからです。

そんな中、“良心盤”のデザインを、
メンバーの――グラフィック・デザイナーでもある――
桜井氏が手掛けることになったのが
唯一、その時のミーティングで決定し、実現したこと。

魔夜峰央氏の描いた『アスタロト』が表紙を飾る
“狂信盤”は自分が、
全身に金粉をまとった大駱駝艦の松田篤史氏が表紙を飾る
――撮影は小松陽祐氏――“良心盤”は桜井氏がデザイン。

昨年11月の段階で既に決定事項であった
“黒とゴールドを基調”とすることを除いて、
デザイン上の共通点はゼロ。
タイトル“13”のフォントすら違います。
ひとつのアルバムの“狂信盤”と“良心盤”の、
言い換えると初回盤と通常盤のジャケットのデザイナーが別々、
しかもそのひとりが当のミュージシャンという、
世にも稀なジャケットの競作(共作)。

 

 

 

 




さて、ここからは“狂信盤”について。

表1は魔夜峰央氏による、このアルバムのための描き下ろし。

まずは、モノクロの原画のどの部分に
ゴールドを使うかを試行錯誤。

 

 

 

 

 

 

周りのフレーム部分のデコレーションは、デザイン上
後からこちらで付け加えたもので、
『アスタロト』原作に使用されているカットを引用しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

28ページ・ブックレットの表紙については
「ジャケット(表1)とは別のアートワークを」と
桜井氏からリクエストされていたこともあって、
自分なりの『13』を表現しようと力を注ぎました。
ここだけ“13”の字体が違うのも、
一切の気兼ねを排除して好き勝手にやった結果。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、ここから先は
音源が完成しないことには進められないため、
圧倒的に時間がない中での作業でした。

それまで『アスタロト』を何度も読んで、
その中から気になるカットをチェックはしていたものの、
それをどのようにジャケットに組み込むかはノー・アイデア。
しかし、いよいよ(入稿の)催促に切迫感が漂いはじめ、
もはやレイアウトをしながら考えるしかないと
作業を開始したところで
ようやく、各曲のタイトルをセリフ仕立てにしようという
アイデアを思い付きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

原作を冒涜するつもりなど毛頭ありませんし、
11月のミーティング時に魔夜氏より
「(原作の絵を)自由に使用してよい」との承諾は得ているものの、
それでもセリフを変えるのはさすがにマズいだろうとは、
当然ながら考えました。魔夜氏はもちろんのこと、
カリ≠ガリのメンバーの了承も得なければ
これはマズいと。

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、もはや事前に了承を得る時間の余裕などありません。
こちらが今やれることは、とにかく素早くデザインをして、
そのチェックを受けるのみです。
それが「NO」であれば、その時に別の案を考えようと。


 

 

 

 

 

 

 

 

結果は、細かな文字修正があったのみで、
それ以外の部分は誰からも
クレームもなければ承認も特にないというものでした。
内心、ほんとうにチェックがされているのか、
はなはだ疑問に感じながらの
静かなラストスパートでした。

 

 

 

 

 

 


 

 


今からちょうど一ヶ月前、桜井氏と漫画家の楠本まき氏、
そして自分の3人で食事をしました。
桜井氏とは3月下旬のミーティング以来、
楠本氏とは2、3年振りの再会でしたが、
3人で会うのは1999年以来、
つまり今世紀になってはじめてのこと。

そこで桜井氏に直接、気になっていたことを聞きました。

秋「“狂信盤”のジャケット、ちゃんとチェックしてくれてた?」
桜「(無邪気に)してませんよ。
  仕上がりを楽しみに、あえて見ませんでした!」
秋「・・・・・・(絶句)」
楠「フッ・・・」

 

 

 










*
My all-time favorites
#200+『13』

曲は、Echo & The Bunnymenで
「Never Stop(Discotheque)」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔夜先輩と同じ学校に通っていた頃、
再放送(?)のテレビ・アニメで見ていた『パタリロ!』。
あの有名なフレーズを知ったきっかけはオート・モッドで、
順番は真逆――オート・モッド「ダンシン・リズム」~
パタリロ!~萩尾望都~マザーグース――でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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