SBIフューチャーズの例
SBIフューチャーズは、去年11月に第三者割当増資を行った。引受先は、親会社のSBIホールディングスでした。SBIフューチャーズは、平成18年5月に子会社上場しました。そのときの売出人は、パートナーズ・インベストメント株式会社とソフトバンク・インターネットテクノロジー・ファンド2号です。業務執行組合員は両方ともSBIホールディングスです。そしてパートナーズ・インベストメント株式会社のSBIの議決権所有割合は、当時100%でした。もう片方も今でも半分くらいの議決権残ってるくらいのファンドですから同一視すると・・・。
IPO時の売出人の売出価格 17万円 × 2,900株 = 4.9億円
↓2年半後
平成20年11月の第三者割当 2.5万円 × 14,000株 = 3.5億円
このように、親会社はIPOで儲け、その後に株価が下がったおかげで、やす~い株価で増資を引き受け、親会社の発言権は大幅に増加しました(回復)。効率いいなぁ~。
こういうのって多いんだろうな。ちなみに、これが良い事か悪い事かは不明です。株価が下がったのはやむを得ないだろうし、お金貸してくれる人がいなきゃ、増資でもしなきゃいけないだろうから。ということにしておきましょう。