不動産USAの噂 | Investment Nuggets

不動産USAの噂

 最近、危ない会社として不動産USAという言葉が聞かれている。3月13日の日刊ゲンダイによると、「強引な不動産取引で儲けた資金が暴力団に流れていると市場で噂されている会社の頭文字」とのことだ。このUSAは、もともと噂があった会社だが、スルガコーポレーション事件を契機にさらに警戒感が強まっているようで、どこかのラジオでも言われたりし 、U社は空売り対象になっているようだ。

 USAのうち、Sがスルガコーポレーションであるのは間違いがない。そして、ゲンダイによると、Uは「広島地盤の不動産開発・再生会社、Aは不動産証券化とREITで急成長した会社」とされている。正直言って、広島地盤というキーワードだけで、アーバンコーポレーションなのだろうということになる。

 問題はA。ネット上で検索すると以下の候補会社が上がっている(出所:NJIのサイト )。


・アルデプロ(8925) ARDEPRO 

 社宅などの再生事業から出発。オフィスビルの再生・再販事業で急拡大。営業網は全国展開に

・穴吹興産(8928) ANABUKI

 四国で首位級のマンションデベロッパー。中国地方も地盤。人材派遣やホテル・ゴルフ場運営も

・アライヴ コミュニティ(1400) Alive community

 新築マンションの室内コーティングの総合施工会社。既設の水回りなどライフケアへ業容拡大

・アセットマネージャーズHD(2337) Asset Managers Holdings

不動産の証券化を助言・実行し、その管理も。不動産ファンドの組成・運営との2本柱 


これらの会社はすべて頭文字がAだが、ゲンダイの言う不動産証券化とREITという条件を満たすのは、アセットマネージャーズホールディングスだけになる。そして、アセットマネージャーズは、以前はアーバソコーポレーションの子会社であったり、古川社長の現住所が香港だったりの会社・・・。

ただ、アルデプロも有力とされている 。上場直後の道交法違反発覚 もあっただけに。


まっ、噂はあくまでも噂であり、タブロイド紙の小さなコラムやマイナーラジオの情報。判断はご自身で。


(訂正)

古川氏は、社長ではなく取締役でした。同社は委員会設置会社であることを知りませんでした。代表執行役さんはいらっしゃいました。