みなさん、こんにちは!
今日は、「観察」をキーワードにして書いてみます。
ビジネスにおいて、
データを取る…
というのは、とても大切なことです。
なので、多くの会社やお店では、
一生懸命データを取っている…
のも事実です。
しかし、
同じようにデータを取っていても、なぜか違い…
が表れてきます。
データを、
活かせる会社やお店…
と、
あまり活かせない会社やお店…
に分かれるわけです。
では、なんで、こんなことになるでしょうか…?
ここに、意外と興味深い傾向があるのです。
どういった傾向か…?
それが、
観察…
なんです。
そこで、この、
観察とは何か…?
を少し分かりやすく説明してみます。
たとえば、こんなケース。
A社とB社とC社は、ともに今日10人の来店がありました。
A社のデータ分析の担当者は、この数字を見て、
10人しか来店がなかった…
と見ました。
それに対した、B社のデータ分析の担当者は、
10人も来店してくれた…
と見ました。
そして、最後のC社のデータ分析の担当者は、
10人来店があった…
と見ました。
ここで、みなさんに質問です。
三社の担当者で、私見を挟まずに分析ができたのは、どの会社の担当者でしょうか…?
みなさんなら、すぐに答えが分かったのではないでしょうか…?
実は、ここが重要なポイントなんです。
一般的に、データを見るとき、人は、
データに評価を加えてしまう…
傾向があるのです。
上記で言えば、
A社、B社…
のケースです。
10人しか…
とか、
10人も…
とか、どちらも、私見が入っているわけです。
これに対し、C社は、
10人…
は、
10人…
としか、見てないので、そこの私見はありません。
言い換えれば、
数字を正しく観察してなければ、正しい分析はできない…
ということなんです。
つまり、
数字をありのままに観察する
ことが、
正確な分析…
に繋がり、
正しい判断…
をするためには、重要だということです。
数字に評価を加えることなく、ありのままに観察することで、正しい分析ができる…
データに私見が入れば、どうしてもデータに隠された事実が見えなくなってしまいますので、みなさんも、ぜひ参考にしてみてください。
ちなみに、今日の記事に関連して、「心理学」「社会学」「経済学」「経営学」「数学」「哲学」などの概要を押さえておくと役に立つと思いますので、ぜひ調べてみてください。