ひとみちゃん | さてと、今夜はどこ行く?

さてと、今夜はどこ行く?

酒場であったあんなこと、こんなこと。そんなことを書いてます。ほとんど、妄想、作話ですが。



ひなまつりっすね。
ひなまつりって言えば、あの歌だけど、あれ、知ってた?
「お嫁にいらした姉さまによく似た感じの白い顔」
だとばっかり思ってたんだけど。
実は感じじゃなくて官女だったんすね。
それから、この歌。
てっきり平安時代くらいから受け継がれてきた伝統ある日本古来からの歌かと思いきや、昭和10年にできた、比較的まだ最近の歌だったんですね。
作詞家はサトウハチローさん。
お嫁にいらした姉さまってのは、サトウハチローさんの実のお姉さんの事らしいっす。
そのお姉さん、結婚を前にしながら、結核で若くして亡くなってしまったとか。
哀悼の意味も込められた歌詞だったんですね。
なんだろな。
なんだかさみしい感じになってしまいましたね。
今日は楽しいひなまつりだっていうのに・・・
ごめんなさい。
なんで、こんな話になったかって、実はこの白ワインのラベルに描かれた女の子。
目の周りが赤いのか、それとも頬が赤いのか、って話題になったのですよ。
私の頭の中だけでの話ですけどね。
俺1と俺2が言い争うわけですよ。
これは目の周りが赤いんだって、俺1が言えば、いやいや、これは頬が赤いんだろう。下のおっさんをみてみろよ。赤いのは明らかに彼の頬じゃないか。と俺2.
しかし、俺1も負けてない。
おっさんの頬が赤いからって、女の子も同じとは限らないじゃないか。女の子は実は花粉症。花粉症で目の周りが赤いのだ!だいたい女の子は酒飲めないだろ。
そんな俺1に俺2が噛みつく。
なにいってんだ。これが女のことはかぎらないだろ。これは帽子をかぶったおばはんや!
と、ここで俺3が登場。
頬が赤いって言えばなんか、そんな歌あったよな、そうだ、ひな祭りの歌じゃないか。赤いお顔の右大臣って・・・
俺1が話に乗ってくる。
そういえばお嫁にいらした姉さまによく似た感じの白い顔って、誰が姉さんに似てたのよ?
それは御雛様じゃね?と俺3.
いやいや、お嫁にいらした姉さんこそが、お雛様だろ?と俺1
話が混乱してきたところで、ずっと黙りこくってネットを調べていた俺2が口を開く。
姉さまは作詞家の実の姉!だって、ネットにでてた!
それから、感じじゃなくて官女な。
作詞家の姉さんに似た白い顔の官女っていうことらしいよ。
姉さんは、お嫁に行けずして死んじゃったんだって・・・
俺1、俺3「・・・・・」
なんか寂しい話になっちゃったな。
ごめん。
とりあえず、このワインのラベルは、頬が赤く染まった女の子ってことでいいかのう?
それでは皆様、よいひなまつりを♪
ではまた。