E-5スペックの噂 | Marinoe Diary

E-5スペックの噂

9月になったとたん、暑さが少し和らいできて、しのぎやすくなった気がする。

しかし、昨日のプールでの日焼けのダメージが結構大きくて、今日はあまり仕事がはかどらず、作業の合間合間にテレッとネットサーフィン。カメラ情報なんかを漁ったりしていた。
今月は、ドイツで2年に一度の世界最大の映像機器見本市、フォトキナが開催されるが、それに向けて各カメラメーカーの新製品や新情報の発表や、メーカー毎の噂サイト、個人のブログでの妄想等、フォトキナに向けてのいろいろな情報が錯綜している。

そんな中で、OLYMPUSのE-3後継機の確度の高い情報が、Photo Rumors(見たのはデジカメinfoだが)に掲載されていた。
それによると、次期フラッグシップのE-5(仮称)は、9月14日に発表され、そのスペックは、

• マグネシウム防塵防滴ボディ
• デュアルメモリーカードスロット(CF+SDかSD×2かはわからない)
• 1200万画素センサー
• 11点AF
• 連写は6コマ/秒
• 手ブレ補正
• アンチダスト機能
• 回転/チルト可能な液晶モニタ
• 720p、30fpsのHD動画
• 内蔵ワイヤレスフラッシュ
• 視野率100%のファインダー

となるとの事だ。(上記の他に「背面液晶が93万画素になる」という別の噂もあった)

ん~、、
これはよく言えば正常進化だが、この他の画質に関する情報や、外観の写真等がないから断定はできないが、やっぱりなにかが物足りない。
現在のE-3に較べて、画素数は200万画素程アップし、連写も6コマに増え、HD動画を搭載した点が、主な変更点だが、このスペックでE-5を名乗るのはおこがましい気がする。いい所「E-3n」じゃないだろうか?

確かにE-3は、発売から3年近く経った今でも、第一線で活躍できるカメラではある。
ボディの堅牢さや防塵防滴性能、ZDレンズの描写や性能のよさは、いまだに他社のカメラが追いつけない部分さえある程だ。
しかし、センサーの高感度性能やダイナミックレンジは、この3年程でかなり進化している。
ぶっちゃけ、E-3のセンサーを最新型に載せ替え、デジタル部分をごっそりリニューアルし、背面液晶の見栄えをよくすれば、まだまだ闘えるカメラになるが、E-5(仮称)は、まさにそういうマイナーチェンジ的なカメラの様なのが、物足りない点なのだ。

CanonやNikonのフラッグシップカメラは、今回のOLYMPUSの様に、地味で堅実な改良を繰り返して、進化してきた。
それはプロが業務用途で使うのには、なにより堅牢性と完成度の高さが必要だからで、革新的機能というのは、実験機に搭載された後、技術が熟成されて搭載するべきだという思想の元での進化だと思う。
しかし、OLYMPUSはOMの頃から,フラッグシップカメラに革新的で意欲的な新技術を導入するというのが、伝統(?)になっている。
だから、今回のE-5のこのスペックは、かつてOMがOM4→OM4Ti→OM4Ti Blackと、マイナーチェンジを繰り返しながらフェードアウトしていった過去と、重なってしまうのである。

まあ、OLYMPUSの偉いさんが
「次期フラッグシップには革新的な機能が搭載される」
と発言していた事もあったので、上記のカタログスペックでは表せない様な、サプライズな新機能が搭載されている事を期待しつつ、実際の製品の発表を、楽しみに待つとしますか。


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