琉球風水にアロマを活用するスクール「アムリタ」主宰。
沖縄より、横川明子です。
世界遺産であり、琉球王家最大の別邸である、識名園に行ってきました。
識名園が造営されたのは、1799年といわれています。
琉球王朝最高の風水師であった蔡温の没後ですが、王朝に風水が取り入れられていた全盛期であり、随所に風水を感じることができました。
例えば、この写真は、正門から敷地の内部へ向かうアプローチです。直線ではなく、大きなS字を描きながら、ゆるやかにカーブしています。
風水では、直線は、氣の流れるスピードが速くなりすぎ、悪い氣が生じて魔物が入ってくると考えるため、氣がゆるやかに流れ進むように曲線を使います。
御殿(ウドゥン)の配置は、まさに風水理論が当てはめられています。建物の背中には、果樹園があり、小高い山になっていて、背後から御殿を護っています。背中は北側で、24方位では、壬(みずのえ)を座山としています。
そして、御殿の正面は南に面し、明堂にあたる建物前方の開けたエリアには、財運を象徴する大きな池があります。
そして、池の水が増水した際に、水が流れ出る場所は「滝口」と呼ばれ、あふれた水が滝のように落ちいくそうです。
ここは、氣の出口の一つで、御殿の座山である壬(みずのえ)の対角の方位である丙(ひのえ)の方位より、24方位で一つ右にずらした、午(うま)の方位に設置されていました。識名園の南側の淵にあります。
風水というと、インテリア風水を思い浮かべる方も多いと思いますが、琉球王朝の風水は、このように、約42,000㎡の敷地全体の環境を、風水で整えています。
王朝時代の風水を読み解くのは、大変な作業です。研究者が執筆した論文と古文書の文献調査。そして、このように現場に訪れて、地形を見て、方位を測り、感覚で理解していくことの繰り返しです。
私には、楽しくてたまりません☆
識名園は、とても風が心地よかったのが印象的でした。御殿の中も、敷地内も、とにかく風通しが良いのです。これだけ大きな池があれば、夏の南風は、池で涼を取ってから御殿に入るので、沖縄の暑い夏でも、心地よかったのではないでしょうか。
自然と調和する琉球風水を肌で感じた、識名園でした。
琉球風水スクール「アムリタ」主宰・アロマ空間デザイナー 横川明子
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