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先週金曜日のパリでの同時多発テロ事件、ほんとに怖いですね。先週金曜日夜はコーラスの練習で外出していましたが、家に戻ってニュースを見て驚きました。15日のコンサートの前にも皆で黙祷を捧げました。


難民問題のニュースも引き続きありますが、やはりシリアなどイスラム圏からの難民のなかに、テロリストが紛れ込んでいるかもしれないと、まずまず難民のチェックも大変そう。


この街にも難民はいますが、東西ドイツ時代に軍隊が駐屯していた施設が空家となっている、他にも空家の施設があるので、テント生活をしている難民は見かけません。

浮浪者も以前からいますが、夏の間、公園などにたむろしていますが、夜はどこで寝ているのかしら?一度図書館のトイレから浮浪者風の女性がでてきたところを目撃したことあります。

公園などにたむろしているのは、公衆トイレが近くにあるからでしょう。飲み水なども水道の水を利用しているみたいです。


先日、知り合いの日本人から聞いた話ですが、彼女が住んでいる町は、駅の裏にテントを張って難民たちが住んでいるそうです。

で、ある日、彼女の家に難民が訪ねてきたそうです。

玄関のベルが鳴って、出てみると若い女性が、ドイツ語でかかれて紙を見せました。
そこには、「私たちはセルビアからきている難民です。しかし国に戻らないといけなくなりました。その交通費が一人●●●ユーロかかるので、寄付をお願いします。」

※ 約180ユーロだったと思いますが、正確な金額忘れました。


ドイツ人のご主人も家にいたので、旦那さんが対応して、少しお金を寄付したところ、「これではまだ足りないので、なんでもいいから、働かせてください。」

ちょうど庭の落ち葉掃除をしようと思っていたので、時給10ユーロで2時間頼むことにしました。

そしたら、約束の時間に彼女の母親という女性と一緒にきたそうです。
2人だとは聞いていなかったけど、ま、いいか~と庭掃除をお願いしました。

仕事は真面目で手際よく落ち葉も集めて早く片付きそう。ということで、途中で休憩のためにコーヒー入れて誘ったら、母親の方が、「もう2日間なにも食べていないので、今コーヒー飲んだら胃が荒れるから、いらない」と断りました。

「ハーブティもあるので、どうぞ」と家に招き入れたところ、二人共入口でもじもじして、なkなか家に入らない。どしたのかと尋ねると、「もう長いことシャワー浴びていないので、入らない方がいい」

そんなこと気にしないからと招き入れて、冷凍していたケーキをだしたら、2人ともすごい勢いで食べて、ほんとに2日間なにも食べていなかったようです。

で、そこで色々と話をきいたら、(娘が少しドイツ語わかったので)、1週間前にドイツにやっていた。娘は25歳、母親は38歳、パスも見せてくれて、母親ほんとに1977年生まれ。その割にはガリガリに痩せて、肌もしわしわで、もうおばあさんみたい。娘の方はまだしっかりとした体つきで健康そう。

父親も38歳で他にも兄弟がいて、一緒にセビリアにいる。まずは自分と母親で先にドイツに来て、あとから呼ぶつもりだったようですが、ドイツではバルカン半島諸国からの難民は、難民として認められないと、すぐに国に返すようにしたので、国に帰らないといけない。という話。


38歳の両親。13歳で子供ができたら学校に通えないでしょう。仕事するにも資格がないと賃金も安い、それでまだ子供が何人もいるなら、貧困家庭になるのは無理ないですね。

ドイツだと、子供の数に応じて子供手当てがあるし、これに社会保障がもらえれば、仕事しなくても生活できる。と思ったのでしょうね。世の中そんなに甘くないですよ~

遠いセビリアからドイツまでやってきて、すぐに帰らないといけない、というのは気の毒ですが、ちゃんとニュースを見ていたら、ドイツに行っても難民として受け入れられないこと、わかるはず。そういう情報のチェックもできないという無知。これも貧困からくるものなんでしょうね。

貧困難民を減らすためには、その国の社会保障をもっと充実させないといけないでしょう。

難民受け入れの問題より、いかにして難民を作らないようにするか、これも課題ですね。


親切な彼らは、仕事が終わったあと、夕食にスープをご馳走し、娘の方はシャワーを浴び、服もあげたそうです。母親の方は、シャワー浴びるとこれからテントで寝ると寒くなるのでいいと、断ったそうです。

この寒さにテントで寝るのは気の毒だと思った彼らは、家に泊まっていいと言ったのですが、二人共断って、結局、車で駅の裏まで送っていって別れたそうです。

難民として申請中だと、その申請期間中から補助が受けられますが、申請を却下されたら、なにも支援がないのでしょう。もしかしたら、なにかあるのかもしれませんが、情報がないだけ、もしくは、不正滞在なので、登録することもできないのかもしれませんね。

泊まっていっていいと言われても、頑なに断ったのは、警察等に通報されたら困る事情もあったのかもしれないと、彼らは言っていました。


難民とは、政治的事情、宗教的民族的迫害、戦争自然災害等で、やむえず、難民になってしまう人たち。
ヨーロッパで夢の生活が送れるという憧れで、自ら難民になるのは、ちょっとおかしいと思います。










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