昨日は一昨日より暑く感じた一日でした。やっと週末の金曜日の夕暮れは、
ロゼワインを開けました。

ワインは守備範囲の広いお酒。和食でワインを楽しみます。

ソーメンチャンプルーは、キムチと焼豚でエスニックにアレンジしてみました。
沖縄のソーメンチャンプルー、色々アレンジが出来てとても楽しいのです。

スタンドードに出汁と醤油、ゴーヤとツナ缶でも美味しいですが、ロゼに合わせるなら、少しエスニックな気分。キムチのピリ辛テイストが、ロゼワインにすっと手が伸びてしまうほどに、ワインがすすんでしまいます。
{56FEA854-B849-419C-86C6-4E4E2759CE92:01}


サントリージャパンプレミアム マスカット・ベーリーA 2013
山梨県産86%、長野県産14%。
100%日本のワイン。

国産ブドウ100%のワインだけに、産地、年号、品種の表示が可能なのです。

まさに、ジャパンプレミアムなワインなのです。

ロゼというと、甘ったるいジュースのような味を思い浮べるかもしれません。が、こちらのサントリージャパンプレミアムのマスカット・ベーリーAは、やや甘口と説明書きがありましたが、口に含むと、マスカット・ベーリーAの特徴でありますキャンディ香でほのかなに甘さを感じるのですが、最後にほんのり苦味を感じ、キリリときた辛口なニュアンスが残り、まさにお食事と一緒に楽しむのにピッタリなワインでした。

冷やして飲むのが最高に美味しいのですが、ニッポンの蒸し暑い夏は、すぐにグラスの中は温くなってしまいます。ところが、温度が上がると、チャーミングなキャンディ香がさらにくっきりと輪郭が出てくる感じがして、私は少し温めになったところで飲むのが好きです!
{AF2D98E2-EAC6-4EA5-89AE-BA3C398D6A6B:01}


キャップのデザインがステキ。
ぶどうと葉っぱです。
{3C4DE5A9-C8D8-42EE-AC88-47680D9E98F6:01}


ほんのり甘い、マスカット・ベーリーAロゼには何が食べたいかしら?と考えたところ、我が家では、夏に家族からリクエストされることの多いソーメンチャンプルーを、キムチ味にしたらどうかしら?と考えました。
ほんのりと甘いので、少し辛めのキムチ味のチャンプルーととても相性が良かったです。
{A22F4641-9F51-44EA-8448-C57BB9BFF8B3:01}


キムチと焼豚のソーメンチャンプルー

材料(二三人分)
素麺  三束(300グラム)
キムチ 100グラム
焼豚 50グラム
赤パプリカ 1/2個
ピーマン 2個
人参 1/3本
ニンニク ひとかけ
胡麻油 大さじ1
鶏ガラスープの素 大さじ1/2
薄口醤油 大さじ1/2
塩コショウ 適量
刻んだ青ネギ 適量

作り方
1.素麺は表示より短めに茹でて、固めに茹で上げます。

2.フライパンに胡麻油をしいて、みじん切りにしたニンニクを加え、香りがたったら千切りにした野菜類を加えて塩コショウします。

3.茹でた素麺を加えて混ぜ、鶏ガラスープの素、薄口醤油を加え混ぜます。

4.刻んだキムチと焼豚を加え混ぜ、お皿にのせる。好みで刻んだ青ネギをのせたら出来あがり。


最後に少しだけお勉強。ワインは楽しんで飲むのが一番。でも、少しだけ知っていると、ワインがもっと楽しくなります。好きな人のこと、たくさん知りたいことと似てるかな?笑

マスカット・ベーリーAは、日本固有の品種。生食用にも栽培されているので、このワインを飲んだことがなくても、もしかしたらスーパーの果物売り場で見たことがあるかもしれません。

このマスカット・ベーリーAは、1927年、川上善兵衛氏が開発したブドウ品種なのです。新潟県にワイナリーを創設した川上善兵衛氏は、私財を投げ打ち、日本の風土に適したワインの原料となるブドウを求めて研究を続け、ベーリーとマスカット・ハンブルグというブドウを、交配種して開発しました。

そして、いま日本のワインブドウ生産量では、甲州に次ぐ第二位、2013年には国際ぶどう・ぶどう酒機構O.I.Vのリストに品種として掲載が認められ、これにより、EUに輸出する際、マスカット・ベーリーAの品種名をボトルに記載できるようになったのです。

日本は高温多湿のため、日本の気候に適した品種が必要だったんです。現在もワインが造られている品種の多くは、マスカット・ベーリーA以外にも、川上善兵衛氏が開発したものなのです。

日本のワイン、本当に苦難と努力とを、長年の時を積み重ねて、今花が咲いているのですね。