寸法が入ってない設計図は設計図ではない | お墓の値段はいくら? 富山のお墓の営業マン・宮崎が正しいお墓の建て方を教えます。(富山・石川良いお墓研究所)

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皆さんどうやって石材店を選んでるんですか?


ブログ書き始めてから2年、
相談が寄せられるようになって一年半、
その間に診断した見積もりは50通を超えました。

「お墓の寸法が入っていません、これでは見積診断はできないので石材店に言って寸法が入った設計図をもらってください」
と答えたの返信の数はいくらだと思いますか?

なんと送っていただいた設計図の90%が寸法が不十分な設計図でした。

いちばん分かりやすかったのが
奈良の石幸さんで設計図にはすべての寸法と才数まで入っておりました。
とても分かりやすく嘘がつきようのない完璧な設計図でした。

才数までは入っておりませんが私の地元の富山の石材店さん(複数)は設計図には外柵やお墓本体の寸法が全て入っておりました。

その他の地域ですが、、、
外柵の周辺の寸法くらいで、8寸和墓という表記だけで
才数計算が出来ないようになっているのです。
才数が出せなければ適正価格かどうかの判断もできません。

これちょっと酷くないですか?
日本全国すべての都道府県の見積もりを見たわけではありませんが、私の元に届けられた設計図のほとんどは寸法が不十分なものばかりで才数計算が出来ません。

困りました。

寸法が入ってないと才数は出せません


相談者の方には、「寸法が入ってないので才数は正確には出せませんが・・・」と前置きをしておいて、おおよその才数を出して見積もりが適正価格なのかをお伝えしております。

催促しても石材店が全ての寸法が入った設計図を出してくれないのです。

それで「8寸和墓」という表記であればお墓は○才だとか巻き石の幅が4寸だから○才だと過去の経験からおおよその才数を出しております。
おおよそですが後から契約後の全て寸法が入った設計図から出した才数とほとんど変わりはありません。
これは私がお墓の営業の経験があり、数多くの図面を自分で書いてきたから出来る事でした。

というより、
「どうして寸法が入った設計図を出せないのでしょうか?」

これでは石材業界がいつまでも情報公開が少ないと言われてしまいます。

本当に自分の仕事に自信があったら寸法の入った設計図を提出できるんじゃないでしょうか?
奈良の石幸さんの設計図には寸法は全部入っており花立や香炉までもの才数が書いてありました。
さすがに富山でも花立や香炉の才数まで書いてある見積もりは見たことがありません。


寸法が入ってないと才数は出せません。
才数が分からなければ適正価格が出せません。



よって寸法も入ってない設計図しか出さないということは、
才数を知られたくないという思惑があると判断されても仕方がないのではありませんか?
それは自社の見積もりが適正価格なのかどうかを判断されたくないということになります、第三者的目線から見ると。

となると、寸法が入ってない設計図を出す石材店は良い石材店とは言えません。
しか~~~し、これは石材店ではなく、
地域によって寸法が入ってない設計図が当たり前になっているのです、芝石が四つ合わせで当然だというように。

これでは消費者が良い石材店を選ぶのは不可能ではないでしょうか?
その地域では寸法が入ってない設計図が当たり前なのですから。

設計図に寸法が入ってなければ、それは単なる見取り図です


民営墓地の多くは最初は見取り図(寸法が入っていない全体図)しか提出しないということが分かりました。
これはある特定の石材店にあてはまるのではなく、民営墓地で指定になってる石材店全てがそういう方針&設計図の寸法が入ってないのが当たり前の地域なので仕方がありません。

しかし民営墓地以外の墓地の場合だと
詳しい寸法が入った設計図をくださいといえば出してもらえます。

申告したら出してもらえます。
おかしいとは思いませんか?
なぜ最初に出してくれないのでしょう?

それはその地域の消費者が悪いのです。

誰も「この見積もり価格は適正なのか?」という疑問を持たなかったからです。
また疑問を持ったとしても判断できる要素を提供してくれるところが無かったからです。


しかしインターネットが発達した今の時代では高庵寺様のHPや私のブログなど、検索したら見つけることができます。
記事を読めば
「あれ?」とか
「ちょっとおかしい」
などと思う事ができるでしょう。

そこからなんですよ、良いお墓を建てるという道しるべは。