お隣のお墓と比較して気をつけなくてはいけない点
昨日の記事、
兄弟で墓地が隣同士なら同じ石は使わないほうがいいです。
こちらが好評だったので、また実体験から隣同士での注意点を書いてみます。
昨日は最初から同じ石で二つのお墓を建てたという内容でしたが、今日は隣のお墓と比較した時に気をつけなくていけない事をいくつかあげてみます。
お墓の大きさについて注意しなくてはならない事
大きさが2段階違うとみすぼらしく見えます
お墓(和墓)の大きさを何で判断するかというと「竿石」の幅が一般的です。
- 尺一なら竿石の幅が約30cm
- 9寸なら竿石の幅が約27cm
- 8寸なら竿石の幅が約24cm
仮にあなたの墓地の両隣に尺一のお墓が建っていたとします。
私があなたと墓地の下見にいった場合は、まず尺一のお墓を勧めます。
金銭的に無理な場合は石の価格を落としながら9寸のお墓を勧めます。
8寸のお墓はお勧めしません、この場合なら洋型のお墓をお勧めします。
なぜなら洋型のお墓はもともと高さが抑えられているので小さくてもあまり比較の対象にならないからです。
尺一と8寸のお墓を比較すると大きさがぜんぜん違います。
とくに隣同士になった場合はかなりみすぼらしく見えます。
大きいほうが中国の御影石で小さなほうが国産の石であっても、それが中国か国産か分かる人は石材店か最近お墓を建てた人ぐらいで競合もしないで石材店に言われるがままに建てた人は分からないとおもいます。
ましてや石のことなど知らない人にとっては、「黒い」とか「赤い」とか「白い」という事は分かっても高い石なのか安い石なのかは分かりません。
展示場にいらっしゃったお客様に同じ大きさのお墓で「真壁」と「G614」のお墓を両方見せて「どちらが高いと思いますか?」と聞いたところ、見事に答えは真っ二つでした。
要するにお客様はぜんぜん石のことなど分からないのです。
なので
お墓を建てるときに一番最初に気をつけなくてはならないのはお墓の大きさです。
お墓に限っては「大は小を兼ねる」です。大きさだけは一目瞭然なのでどうにもならないのです。